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【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【11.5/20】北斗星(上)●2ヶ月ぶり再開一番列車の旅1

2011年05月20日

【11.5/20】北斗星(上)●2ヶ月ぶり再開一番列車の旅1

乗車374回目●11.5/20発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 東日本大震災の影響で長く運休が続いていた「北斗星」、その運転再開一番列車に乗る機会が得られました。
 いつもの「北斗星乗車記」と比べるとかなりのボリュームになってしまいますが、垣間見た現地の風景やいつもと違う車中の様子など、多少なりとも感じ取って頂ければ幸いです。


~#1.札幌出発から深夜の盛岡手前まで~


 運転再開のリリースが流れたのがちょうど1週間前の5月13日で、寝台券の発売開始は5月17日の午前11時。
 さすがに少々慌しい出発でした。


 17時03分、遂に「北斗星」が札幌駅に戻ってきました!


 TV局などの取材の方々も大勢来られて大変な賑わいでした。
 実は私も某道内民放局のインタビューを受けさせて頂いたのですが、果たして放送はされたのでしょうか?


 運転再開のリリースでも予め報じられていましたが、今日の上り列車に限って食堂車の営業がありません。
 最初はコックさんが来られないからかな?とも思ったのですが、上野ベースのアテンダントさんも(多分飛行機で?)来札し乗務されていたので、恐らくは食材の積み込みか、厨房機器の都合でしょうか?
 ちなみに下り列車では今日から通常通り営業されるとの事です。

 食堂営業が行われない代わりに、厨房寄りのテーブルに商品を並べて売店として営業していました。
 また、通常通りのワゴンサービスもあり、アテンダントさんは食堂とワゴンでそれぞれ1人ずつ、計2人で乗務されていました。


 普段は専ら食堂車利用なので、私にとって「北斗星」で駅弁を頂くのは異例中の異例です。
 積まれていたのは札幌駅の駅弁でおなじみの「弁菜亭」さんのお弁当でした。


 「今日のコーヒーは札幌で落としたんですよ」とワゴンサービスのアテンダントさん。
 いつもは車内で落としているようですが、厨房の機械がまだ暖まっていないとかで、勿論今回限りの措置なんだそうです。
 いま積んで売っているものが無くなったら車内で落としたものを補充する事になりますから、もしかしたら数時間後に頂くものとは味が微妙に違うかも知れませんね。


 苫小牧あたりから雨が降り始めました。
 登別駅のホームの向こうには、山桜?がまだ綺麗に咲いていました。


 伊達紋別で上り特急「北斗17号」と行き違い。
 向こうの列車の乗務員さんが、デッキの窓から興味深そうにこちらを覗きこんでおられたのが印象的でした。


 私が今夜の…というか運転再開後の最初のシャワー利用だったようです。
 乾ききった床は先客がいない証拠、実に気持ちよく利用させて頂きました。
 ちなみにシャワーカードは震災運休とは関係なく、在庫調整の為かもう随分前から「カシオペア」の絵柄のものが使われています。


 シャワーから出るとほどなく森に到着。
 以前は海側の側線に何台も停まっていた普通列車のディーゼルカーが全く見えないので不思議に思っていたら、ちょうど「北斗星」が動き出す頃になって追いかけるように1台(1本?)が入ってきました。
 もしかしたら運休中に行われたダイヤ改正の影響で、何か車両運用に変化などあったのでしょうか?


 引き続き売店営業中の食堂車。
 急に決まった運転再開とあってか、そもそも今夜はこの列車自体が信じ難いほど閑散としているので、食堂車を訪れるお客さんも少なくアテンダントさんも少々淋しそうでした。


 途中数分程度の遅れはありましたが、函館までにはすっかり回復したようです。
 ここからどの位お客さんが増えるのか気になったのですが、私が気付いた範囲では恐らく数名程度…でしょうか?
 ここまで、B寝台車は概ね1両に1~2人。
 ホームから見ると個室でも中に人の気配があるのは大体その程度の割合でしたから、もしかしたら乗車率にすると1割未満になってしまうかも知れません。
 それでも、ホームに降りて機関車交換の作業を写真に撮られている方はいつものように見受けられましたから、やはり運転再開を待ちわびて乗りに来られた熱心なファンの方も結構おられたようです。


 いつもは大体、函館を過ぎたあたりでパブタイムの食堂車に行く事にしているのですが、今夜はそれもないので、最後尾デッキに立ってしばらく車窓を眺めてみることにしました。
 函館湾から津軽海峡へと続く海沿いの区間、残念ながら函館山は天気が悪くて見ることができませんでしたが、灯台の光がゆっくり動いていく様がしばらくの間見えていました。


 結局、青函トンネルを通り過ぎるまでずっと最後尾に立ってました。
 新幹線開通に向けての作業なのか、それとも通常の保線作業なのか、時々トンネルの壁際から人影が現れてビックリします。
 たまたま私が気付かなかっただけなのか、入口(北海道側)の目印の青いランプと、トンネル最深部を示す緑色のランプはなぜか見つけることができなかったのですが、出口(本州側)の青いランプはしっかり点っているのが確認できました。


 手元の時計で23時22分、札幌行きの夜行急行「はまなす」がすれ違っていきました。
 震災後いち早く運転再開となり、「北斗星」運休中も北海道~本州連絡の重責を担い続けてきた列車です。
 既に再開されている「トワイライトエクスプレス」、まずは今夜の下り列車から走り始める「カシオペア」も含めて、これでようやく北海道方面の夜行列車が全て正常に戻ったことになります。


 青森信号場での機関車交換。
 車内からは見ることはできませんが、ここで先頭には昨年デビューしたばかりの新鋭機関車「EF510」が連結されたはずです。
 「北斗星」運休中は専ら首都圏の貨物列車などを牽いていたこの機関車にとっても、今夜が久々の晴れ舞台です。


 手元の時計で1時01分、下り「カシオペア」の再開一番列車とすれ違い。
 続いて2時17分、いつもより5分ほど遅いタイミングで下り「北斗星」とすれ違いました。
 東北方面では未だ徐行区間があるとの事で、遅延の可能性も予告された上での運転再開でしたが、とりあえず今のところは「ほぼ定刻」と言っても差し支えない順調な運行です。

 >>(~#2.早朝の松島・仙台から福島まで~ に続く)


【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12 │北斗星乗車記

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