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【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【13.10/2】北斗星(下)●傍にはトワイライトエクスプレス

2013年10月02日

【13.10/2】北斗星(下)●傍にはトワイライトエクスプレス

乗車435回目●13.10/2発 下り「北斗星」 上野→札幌(B寝台下段)


 早朝4時半、機関車交換を終えたばかりの未明の青森駅。
 「まもなく列車が入ってまいります…」と、いつもは聞かないホームの自動放送が流れたので何事かと覗き込んでみると、隣のホームに札幌行きの「トワイライトエクスプレス」が滑り込んできました。
定刻なら「北斗星」より1時間以上も早く札幌に着く列車ですから、この日はかなりの遅延が出ていたようです。
 こちらの「北斗星」も出発早々、尾久駅での緊急停車の影響もあって10分前後は遅れていたでしょうか?
 たまたま重なった双方の遅延が招いた、この日限りの両雄揃い踏みでした。



 急な日程変更だったので個室が取れず、今回は開放B寝台利用となりましたが、それならばと敢えて選んでデッキ寄りの2人区画に乗ってみることにしました。
 普通の4人区画と違って目の前が壁なので、上段に誰も来なければ個室に近いプライベート感が味わえそうですが、そのかわり扉のすぐ横なのでいささか落ち着かず、しかも台車のほぼ真上とあっては乗り心地のほうも…。
 狙い目と見るか、敬遠するかは好みが分かれるところかも知れませんね


 青函トンネルに向かう海峡線区間で上り急行「はまなす」とすれ違い。
 もう少し乱れているかと思ったのですが、概ねいつも通りのポイントでの遭遇だったようです。
 いつものように本州内、IGRいわて銀河鉄道線内では上り「カシオペア」「北斗星」ともすれ違いましたから、結果的に今回は現存全ての北海道夜行を見ることができた格好です。


 出発前から気を揉んでいた台風22号はひと足先に通り過ぎてくれました。
 青函トンネルを抜けると台風一過の素晴らしい青空が広がっていました。


 先ほどの「トワイライト~」は「北斗星」のすぐ後を追うように札幌を目指すことになるのでしょう。
 函館発車後、もしかしたら向こうは五稜郭あたりで機関車交換中かな?と最後尾デッキから覗いてみると、どうやらまだ到着していなかったようで、ここから先頭に立つディーゼル機関車だけが駅構内のはずれに佇んでいました。


 函館を出て20分ほど。
 遠くに駒ヶ岳の雄姿を望む大沼国定公園内・小沼の湖畔を過ぎるとほどなく大沼駅、9月19日の貨物列車脱線事故の現場を通過します。


 大沼駅構内の函館方、真新しい砕石が敷かれているあたりが事故現場ですが、復旧工事は既に終了しているので、列車は減速することもなく快調に通過していきました。


 大沼駅の側線には事故車とおぼしきコンテナ貨車が4両、台車付近にブルーシートを被せられて留置されていました。




 大沼駅を通過してから更に10分少々、突然歩くほどに速度が落ちると、今度は8月の大雨被害の現場に差し掛かります。
 被災直後、8月28日発の下り列車で通った時には、まだ仮復旧といった雰囲気で土嚢が積まれていましたが、今回はちょうど線路際の土留めや排水溝などの本格的な工事が進められているところでした。


 森を過ぎると車窓に広がる噴火湾。
 穏やかな海が大分高くなった朝陽に輝いていました。


 こういうトンネル内からの構図、狙ってもなかなか撮れるものではありません。
 いつもは落部駅停車中にすれ違う上り貨物列車ですが、この日は10分ほどの遅れが幸いして、落部手前のトンネル内、絶妙のタイミングで現れてくれました。


 八雲手前、やはり8月大雨による貨物列車の脱線事故現場。
 ひと月以上が経った今でも最徐行で通過します。


 長万部から10分少々、「秘境駅」として知られる小幌駅のホームに人影を見つけてビックリしましたが、後で写真を拡大してみるとどうやらJR社員さんだったようです。


 伊達紋別あたりの水田もそろそろ収穫が始まっていました。


 火災事故の影響で長期運休中の「北斗4号」の代替列車、上り臨時特急「北斗84号」。
 こちらが10分ほど遅れているので行き違い駅も変わるかな?と思ったのですが、向こうも若干遅れていたのか、所定通り伊達紋別での行き違いでした。
 よく見ると、以前は「臨時」となっていた最後尾の愛称幕が絵入りの「北斗」に変わっていました。


 東室蘭に着く少し前、ちょうど白鳥大橋が見える本輪西駅のあたりでは、石油基地の入換用ディーゼル機関車が本線のすぐ脇にまで顔を出しているのが見えました。
 以前から道内での鉄道による石油輸送廃止の噂は度々耳にしているのですが、もしそうなるとこの石油基地も、ディーゼル機関車の姿もそろそろ見納め…ということになってしまうのでしょうか?


 あまりに天気が良いので夢中で写真を撮っていたら、食事に行くのがすっかり遅くなってしまいました。
 東室蘭を過ぎてからようやくモーニングタイムの食堂車へ。
 最後の一人になってしまい、恐縮しつつ大急ぎで洋朝食を頂きます。


 南千歳に着く直前、ちょうど新千歳空港を飛び立った飛行機がすぐ真上を横切っていきました。


 南千歳を出てしばらくすると、上りの石油貨物列車がすれ違っていきました。
 先ほどの本輪西の石油基地へと送られるのでしょうか?
 いつもは「北斗星」の通過後、下り本線を横切って上り本線へと入るポイントが開くのを待って札幌貨物ターミナルを発車しているようですが、今日は遅延の幅も勘案して「北斗星」の通過を待たずに先に発車させることにしたようです。




 10分遅延、11時25分に札幌駅3番線ホームに到着した「北斗星」がやがて手稲の車両基地へと引き上げていくと、ほどなく隣の5番線ホームには、未明の青森で出会った「トワイライト~」の客車たちが、五稜郭に停まっていたディーゼル機関車に牽かれてゆっくりと姿を現しました。
 定刻なら9時52分到着のところ、時計を見ると11時42分…2時間弱の実に微妙な遅れ具合です。


 あと数分早ければ「北斗星」と並んだのに…などと思いながら眺めていると、今度は手稲方面から、「北斗星」と同じディーゼル機関車が道内特急のディーゼルカー1両だけを牽いてやってきました。
 手稲の車両基地から苗穂工場へと運ばれていく回送列車のようです。
 遅延と回送…この日ばかりの偶然がもたらした、青い機関車同士のちょっと珍しい遭遇シーンでした。


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【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03 │北斗星乗車記

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