【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【13.9/30】北斗星(上)●脱線事故から11日後
2013年09月30日
【13.9/30】北斗星(上)●脱線事故から11日後
乗車434回目●13.9/30発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)
登別で旅を打ち切られた前回9月19日の夜、札幌に戻ってから観たニュース映像で初めてその事故の大きさに驚きました。
大沼駅構内での貨物列車脱線事故。
幸い死傷者こそ出なかったものの、コンテナ貨車数両が線路を外れて大きく傾き、復旧までかなりの時間を要することは素人目にも容易に想像がつきました。
翌20日発の「北斗星」は下りが運休、上りが函館始発での運転となり、その後21日夕方の事故調査・復旧工事の終了を受けて同日夜の列車からようやく上下とも通常運行に。
秋の観光シーズン、3連休の初日のうちに再開できたのはせめてもの救いと言うべきでしょうか?
事故から11日後、再び上り「北斗星」に乗って仕切り直しの東京行き。
またしても登別で緊急放送が入った時は一瞬焦りましたが、結局、運転席の通信機器の接触不良…との事で、機器を差し替え数分遅延で転再開、ようやく登別から先へと進むことができた時にはホッと胸をなでおろしました。
登別で旅を打ち切られた前回9月19日の夜、札幌に戻ってから観たニュース映像で初めてその事故の大きさに驚きました。
大沼駅構内での貨物列車脱線事故。
幸い死傷者こそ出なかったものの、コンテナ貨車数両が線路を外れて大きく傾き、復旧までかなりの時間を要することは素人目にも容易に想像がつきました。
翌20日発の「北斗星」は下りが運休、上りが函館始発での運転となり、その後21日夕方の事故調査・復旧工事の終了を受けて同日夜の列車からようやく上下とも通常運行に。
秋の観光シーズン、3連休の初日のうちに再開できたのはせめてもの救いと言うべきでしょうか?
事故から11日後、再び上り「北斗星」に乗って仕切り直しの東京行き。
またしても登別で緊急放送が入った時は一瞬焦りましたが、結局、運転席の通信機器の接触不良…との事で、機器を差し替え数分遅延で転再開、ようやく登別から先へと進むことができた時にはホッと胸をなでおろしました。
車掌さんが車内で販売されている革製コースターセット1,500円也。
既に持っていたかも知れませんが、ひとつ大きなお仕事が終わった記念に購入させて頂きました。
これも1枚位は大切に未使用のまま保存しておくとして、残りはしっかり艶が出るまで使い込んでみるのも良いかも知れませんね。
到着前には9分遅延とアナウンスがありましたが、大急ぎで機関車車交換を終わらせて函館発車はほぼ定刻通りに。
今回に限らず、気象条件の厳しい北海道から過密ダイヤの首都圏へと向かう上で、余裕を持たせた函館での停車時間は遅延回復のバッファとしても随分役に立っているようです。
急な日程変更で個室の入手には苦労したのですが、その割には思いのほか静かな車内でした。
前回は食堂車を利用する暇もなく運転打切り、その前は車内販売の新商品「グランシャリオ弁当」に手を出してしまったので、こうして食堂車で夕食を頂くのも随分久々のような気がします。
青函トンネルを抜けてしばらくすると、ガタガタッとポイントを渡る衝撃と共に列車が大きく左に振れて側線に入ったような感覚がありました。
窓の外を覘くとちょうど津軽今別駅通過中。
でも以前は側線に入ったりはせずに真っ直ぐ通過していた気がします。
暗くてよく分かりませんが、恐らくは北海道新幹線工事の関係で線路が切り替えられていたのでしょうか?
よく見ると構内で何やら工事が進められている様子も窺えました。
津軽今別を過ぎるとすぐに下り急行「はまなす」がやってきました。
いつもは本州側の何本目かの地上トンネル内ですれ違う列車ですが、やはり微妙にダイヤが乱れていたのか、今日はトンネル外…いわゆる「明かり区間」での遭遇となりました。
実は目下、台風22号が本州方面に接近中…。
仙台を過ぎ、次第に夜が明けるにつれて、車窓にはどんよりとした重い雲が見え始めました。
新幹線との交差地点のすぐ近く、在来線の線路脇に設けられた新幹線の保線基地には、ちょうど戻ってきたばかりの何台もの作業用車たちが眩しいヘッドライトと回転灯を輝かせたまま憩う姿がありました。
県境から福島盆地にかけては霧の中。
このあたりでは稲刈りも徐々に進みつつあるようです。
郡山を過ぎると本格的に雨が降ってきました。
時折激しい雨に見舞われながらも、今のところ列車は至って順調です。
いつものように黒磯通過を目安に訪れたモーニングタイムの食堂車。
北関東でも車窓の稲穂はすっかり黄金色に染まっていました。
宇都宮の手前ですれ違う烏山線のディーゼルカー。
いつもの白と緑ではなく、この日は珍しく朱色一色の車両でした。
昨晩の遅延も、心配していた台風22号も幸い影響することなく、定刻通り終点・上野に到着すると、隣のホームには13分前に到着したばかりの先行「カシオペア」が停まっていました。
この日は珍しく銀色の機関車同士のツーショットです。
夜になってニュースを見ると、台風22号は翌日の昼頃、関東地方に最接近との事。
帰りの「北斗星」が無事動いてくれることを祈るばかりです。
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12
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