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2013年05月18日

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で

乗車427回目●13.5/18発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 「北広島~島松間で快速エアポートとトラクターが衝突した為、運転を見合わせております…」
 2分遅れで札幌駅4番線ホームに入線してきた「北斗星」に乗り込むと、すぐに事態を知らせる車内放送が流れました。
 恐らく後続列車の為にホームを空ける必要もあったのでしょう。
 とりあえず定刻通り17時12分に発車して、この先新札幌まで運転するとのアナウンスでしたが、実際には新札幌の手前、白石駅まで来たところで動かなくなってしまいました。


【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 白石には15分ほど停まっていたでしょうか?
 手元の時計で17時35分、やがてゆっくりと動き出すと、網走行きの特急「オホーツク7号」が轟音と共に追い抜いて行きました。
 そういえば昔は上り「北斗星」…当時は「北斗星2号」だったかも知れませんが、この列車と「オホーツク7号」の発車時刻が割と近かったこともあり、札幌発車後、千歳線と函館本線とが分かれる平和までの複々線区間でしばしば併走していた記憶があるのですが、いつの頃からかダイヤが変わってそんな光景も見られなくなってしまいました。
 事情が事情だけに、懐かしい風景…などと言っては不謹慎かも知れませんが、ほんの一瞬、そんな遠い昔の記憶が甦ってきました。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 「只今17分ほど遅れて運転しております。事故現場付近は最徐行で通過します…」
 車内放送が流れた後もしばらくは順調に走り続けていましたが、北広島を過ぎて17時55分頃、突然、歩くほどにまで速度が落ちてしまいました。
 島松手前の本線上には事故に遭ったとおぼしき快速「エアポート」が停車中。
 ヘルメット姿のJR社員さんや、警察官の方々が線路のまわりを慌しく動き回っていました。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 踏切の前には青いトラクターとパトカーが…。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 島松駅のホームには札幌行きの特急「スーパーおおぞら10号」がドアを開けたまま停まっていて、何人かのお客さんがホームに降りて、不安そうに踏切の方の様子を窺っていました。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 18時13分、28分遅延で南千歳到着。
 隣には17時07分発、小樽行きの快速「エアポート171号」がまだ停まったままでした。

 発車後、列車の真上を横切ってJALの旅客機が飛び立っていくのが見えました。
 次の美々には下り特急「すずらん7号」が停車中。
 苫小牧の手前、沼ノ端では下り特急「スーパー北斗13号」と、臨時列車でしょうか?リゾート列車「ニセコエクスプレス」が停まったまま運転再開を待ち続けていました。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 食堂車に行くのはいつも決まって22時頃。
 函館を過ぎて、ちょうど車窓に津軽海峡の夜景が見えるのが毎度の楽しみだったのですが、今夜は列車が遅れているのでまだ函館にも着いていません。
 少し軽めにビーフカレーを注文し、料理が出てくるのを待っているうちに函館到着。
 時計を見ると22時15分、概ね40分ほどの遅延のようです。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 時間帯はいつも通りながら、区間で言えば随分早めに食事を終えてしまったので、今夜は函館湾のあたりから最後尾・1号車デッキに立って、流れ去る夜景をじっくり眺めてみることにしました。
 漆黒の海の向こうに遠ざかっていく函館山。
 いつもの食堂車の窓越しの風景とは違う、こういう構図もなかなか絵になりそうです。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 いつもは青函トンネルを抜けてからすれ違う下り急行「はまなす」も、今夜は青函トンネル内での遭遇となりました。
 本当は竜飛海底駅か、青と緑の明かりが灯るトンネル最深部あたりですれ違ってくれたらと思ったのですが…。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 早朝4時半、宮城平野あたりで素晴らしい日の出を迎えました。
 仙台到着5時15分、遅延は約20分ほどにまで回復したようです。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 東京に近付くにつれて次第に緑も濃くなってきました。
 札幌ではまだ時折肌寒い位でしたが、車窓はちょっと蒸し暑そうな初夏の風景です。

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 大宮駅に入る手前、車両工場の側線に珍しい車両が停まっているのが見えました。
 いずれも工場で長く保存されていた国鉄時代の電気機関車たちで、まるで現役同然の綺麗な姿に整備されているようです。
 それにしても、貴重な車両が3両連なって、しかも本線を走る列車からも良く見える場所に並べられていたのは気になります。
 もしかしたら工場のイベントか何かのPRだったのでしょうか?

【13.5/18】北斗星(上)●踏切事故の影響で
 この程度の遅れ具合だと、あるいは終着間近の尾久~上野間で車両基地へと引き上げていく先行「カシオペア」の回送列車とすれ違うかも?…と淡い期待も抱いたのですが、残念ながら少しだけ遅かったようで、見ると既に客車を切り離した機関車だけがゆっくりと尾久の構内を移動していくところでした。

 上野到着、10時丁度。
 定刻よりも22分の遅延でしたが、昨晩道内の40分遅延からすれば、ここまで回復してくれただけでも順調だったと言うべきでしょう。
 今日は東京で少々用事を済ませてた後、新幹線と在来線特急を乗り継いで福井に向う予定です。
 ともかく、後々の旅程に響くほどの遅延にならなかったのは幸いでした。


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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12 │北斗星乗車記

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