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2014年11月25日

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ

乗車440回目●14.1/16発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 いつもはもう少し手前で出会う臨時特急「北斗91号」が、この日は南千歳駅の構内ですれ違っていきました。
 函館方面からの下り列車は軒並み少しずつですが遅れが出ていたようです。
 年明け最初の「北斗星」乗車。
 今のところはほぼ順調な道中ですが、この先の空模様がちょっと心配です。


【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 洞爺を出るとすぐに見える虻田神社の赤い鳥居。
 雪の中に立つ姿は一際凛々しく映ります。
 通過するたびに目を留めてしまうお気に入りの風景です。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 噴火湾あたりは穏やかな空模様。
 海の上には綺麗な月が浮かんでいました。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 急カーブが続く森~函館間、窓辺にへばりつくように覗き込むと機関車の光が見えました。
 せっかくの綺麗な月と絡めて撮ろうと悪戦苦闘…。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 大沼を過ぎたあたりで貨物列車がすれ違っていきました。
 ちょうど大沼国定公園・小沼の湖畔、昼間だったら景色が素晴らしいポイントです。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 数分遅延で函館到着。
 機関車交換作業を観に行くと、最後尾車両はすっかり白覆面でした。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 パブタイムの食堂車、概ね各テーブルに1~2人ずつ位の混み具合でした。
 淋しくもなく、賑やかすぎもせず、個人的にはちょうど居心地良く感じる頃合いです。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 青函トンネルを抜けて青森に入ると、車窓にオリオン座が見えました。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 僅かな遅延は函館発車時点で一旦回復したものの、青函トンネルを抜けた後、青森手前の中沢という無人駅で突然停まるとそのまま動かなくなってしまいました。
 時計を見ると深夜0時。
 さすがにこの時間では車内放送もありませんから詳しい事情は分かりませんが、やはり雪の影響なんでしょうか?

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 30分近く経ったところでようやく運転再開。
 青森に着くと慌しく機関車交換を済ませて出発です。
 外はさほど荒れているようには見えませんが、線路際には結構な積雪。
 この列車が通る前にまとまって降っていたのかも知れませんね。

 いつものように、浅虫温泉の海を見届けたら横になることにします。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 「雪により信号が切り替わらなくなった為、30分ほど遅れて運転しております…」と、朝一番の車内放送が流れました。
 まだ薄暗い福島には6時半、郡山には7時07分。
 ここで数分ほど停まっている間に、いつもは白河あたりですれ違う石油貨物列車がホームの向こう側に入ってきました。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 郡山発車後、車窓左手に見える車両工場の構内には、今春運行開始予定の「SL銀河」の客車の姿が見えました。
 昨年のプレスリリースそのままの、ダークブルーの車体に大きく星座をあしらった一際目を惹く斬新なデザイン。
 そういえばドイツの寝台列車にもこんな感じのがあったような気がします。

 以前の乗車記でも触れたことがあったかと思いますが、このSL客車は最近まで札幌圏のJR学園都市線で使われていたディーゼルカーを改造したもの。
 白地にライトグリーンの帯を纏った北海道時代の塗装そのままに、郡山の構内に随分長い間留置されていたのを通るたびに眺めていたのですが、こうしていよいよ完成間近の姿を見るとちょっとワクワクしてしまいます。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 郡山を過ぎたところでモーニングタイムの食堂車へ。
 ようやく雲の隙間から朝陽が見えてきました。
 車窓に雪は無いものの、いかにも寒そうな風景です。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 宇都宮の構内には、国鉄時代に戻ったような懐かしい色のディーゼルカーが停まっていました。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 終点・上野には約45分遅延で到着。
 元々、冬季限定の減速ダイヤで到着時刻が繰り下げられていたので、通常ダイヤと比べると1時間以上も遅くなってしまった計算ですが、そこは厳冬期の長距離列車、こうして無事に動いてくれているだけでも感謝しなければと思います。
 東京も寒さが厳しくなりそうだと天気予報で訊きましたが、降りてみると思ったよりは割と暖かな印象です。

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
 見ると13番線ホームの先端、下り列車の機関車が停まるあたりに「立入禁止」の掲示が貼られていました。
 20時半から21時半といえば、ちょうど下り「あけぼの」が出る位の時間帯です。
 きっと夜毎大勢のファンの方々が名残りを惜しんで詰めかけておられるんだろうなぁ…と、いよいよ定期運行終了が決まった現実を思い知り、今更ながら胸の詰まるような思いに駆られます。


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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 21:48 │北斗星乗車記

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