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2013年06月28日

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台

乗車429回目●13.6/28発 下り「北斗星」 上野→函館(B寝台下段)

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 都内の出版社さんでのお仕事、残念ながら滞在中に全ての作業を終えることはできませんでしたが、別件の取材予定もあるのでとりあえず一旦札幌に戻ります。
 さすがに金曜夜の下り列車、今夜の「北斗星」は全車満席との事。
 間際になっての日程変更だったので個室が取れず、多分数年ぶり位の開放B寝台利用となりましたが、それでも禁煙車の下段が確保できたのはラッキーでした。
 せっかくなので、久々に昔ながらのブルートレインの雰囲気を満喫していこうと思います。


【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 開放B寝台の禁煙車は列車後方、しかも今回は最後尾の1号車なので、デッキに出て流れ去る風景を撮るには実に好都合です。
 発車してからしばらくの間、まだ少し明るさの残る空にはスカイツリーの影が見えていました。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 大宮では高崎線方面に向かう石油貨物列車と同時発車。
 丁度良いタイミングで機関車が画面に収まってくれました。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 ディナーが混み合っていたらしく、パブタイムの開始もいつもより若干遅れていました。
 21時20分頃からロビーの通路の列に並び、10分ほど待ってオープンと同時に席に着くとほどなく満席になってしまいました。
 少し軽めにビーフカレーとコーヒーと、この日はファイターズが勝ったので食後に夕張メロンゼリーも追加です♪

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 松島湾を過ぎたあたりで一旦就寝。
 ゆっくり休むつもりでしたが、結局すぐに目が覚めてしまいました。
 いつもより僅かに遅れて深夜2時15分頃、丁度いわて沼宮内駅通過中に上り「北斗星」とすれ違いました。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 3時半頃、再び目が覚めると既に外は明るくなり始めていました。
 曇り気味なのが残念ですが、よくよく見ると八甲田山とおぼしき山影もぼんやりと…。

 4時10分頃、東青森を通過してしばらくすると、青い森鉄道の新駅のホームが既に大分出来上がっているのが見えました。
 丁度良い感じの曲線上で、開業したら写真を撮るのにも都合良さそうな雰囲気ですが、残念ながら「北斗星」の通過時刻にこの駅を訪れることができる普通電車はまず無いでしょうね。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 青森駅での機関車交換。
 数分ほど遅れているようです。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 青森を出るとほどなく朝陽が差し込んできました。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 青函トンネルを抜けると生憎の雨。
 函館で降りる方も多いらしく、身支度を整えて通路の折り畳み椅子に腰掛ける方々の姿が目立ちました。
 いかにも開放B寝台らしい朝の風景です。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 今回は私も函館で途中下車。
 札幌発の「東京往復割引切符」は降りた時点で無効になってしまいますが、それでも元々の割引率が大きいので、帰りの函館~札幌間の運賃料金を別に払ったとしても、札幌~東京間の通常の往復乗車券を買って途中下車するよりも安上がりになる計算です。
 あくまで出張帰りのついでの寄り道ではありますが、時刻表片手にこんな小細工を考えていると、ちょっとだけ汽車旅気分が盛り上がって楽しくなるから不思議です(笑)。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 数分遅延で函館到着。
 もう少し乗っていたかったなぁ…と名残りを惜しみつつ、こうして更に北へと向かう「北斗星」を見送っていると、東京から度々函館に絵を描きに通っていた若い頃を思い出します。

 思えば当時はただ北海道が好きなだけで、会社を辞めて、北海道に移住して、ましてやプロの絵描きになろうとまでは考えてもみませんでした。
 ここまで導いてくれた色々な御縁を振り返りつつ、でも、きっかけのひとつは紛れもなく「北斗星」そのものだったんだなと思うと、つくづく不思議な運命を感じてしまいます。

【13.6/28】北斗星(下)●久々の開放B寝台
 函館でのお目当ては、丁度今日から開催される函館の路面電車百周年イベントでした。
 まずは早朝、8時過ぎから駒場車庫で行われた「花電車」の除幕式から。
 札幌から始発の特急列車に乗っても間に合わない時間帯なので、その点でも東京出張と絡めての「北斗星」利用はなかなか理に適った選択だったと思います。

 主役の花電車は勿論ですが、初めて訪れた駒場車庫の素朴な佇まいも実に良い雰囲気でした。
 地元・札幌ばかりでなく、これからはまた函館の電車も折々描いてみたいと思っています。


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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03 │北斗星乗車記

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