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【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【13.12/2】北斗星(下)●一夜限りの「ゆうづる」と

2013年12月02日

【13.12/2】北斗星(下)●一夜限りの「ゆうづる」と

乗車437回目●13.12/2発 下り「北斗星」 上野→札幌(B個室ソロ)


 せっかく取れた「北斗星」B個室ソロをキャンセルしてまで往路「はまなす」を選んだのは、実はこれがお目当てでした。
 寝台特急「ゆうづる」…青函トンネル開業前まで活躍していた懐かしのブルートレイン、一夜限りのリバイバル臨時列車です。
 現役時代の「ゆうづる」は常磐線経由で上野~青森間を結び、更に青函連絡船に接続して本州~北海道連絡ルートの一翼を担う存在でした。
 加えて、B寝台車や2人用A個室「ツインDX」など「北斗星」客車の多くが元を辿れば「ゆうづる」からの転用組ということもあって、やっぱり「ゆうづる」と訊けば「北斗星」のご先祖様…と今でも思ってしまいます。
 故にせめて一目だけでも…と、上京予定を少しだけ変えて、時間に合わせて青森駅に降りられるよう調整したわけです。
 震災の影響で常磐線が未だ一部区間不通の為、今回の「ゆうづる」はいわき発~常磐線・水戸線・東北本線・IGR・青い森鉄道経由で青森まで、更に津軽海峡線を経由して、現役時代を通じても初めて北海道に乗り入れるという珍しいルートでの運行。
 12月1日未明、定刻5時39分から少し遅れて「はまなす」が到着すると、入れ違うように「ゆうづる」はまだ見ぬ北の大地に向けてゆっくりと旅立っていきました。

 新青森から朝一番の「はやぶさ」に乗ると、本来乗る予定だった「北斗星」よりも先に上野に着いてしまい、改めて時代の変化をしみじみと感じさせられました。
 勿論、復路は予定通り、「ゆうづる」の軌跡を偲びつつ上野から「北斗星」で帰ります。



 今回は東京1泊、翌2日の下り「北斗星」で帰札の途に。
 上野駅はもうすっかり年の瀬の風情でした。


 列車の中もクリスマスの趣。
 食堂車の入口には緑色のリースが、テーブルランプには赤いリボンが掛けられていました。
 明朝、車窓が雪景色ならきっと絵になりそうです。


 列車に揺れはつきもの…運転士さんを責めるのは酷でしょう。
 とは言え、やっぱり飲み物には要注意です!


 出発前からの寝不足が祟って仙台到着前には寝入ってしまいましたが、それでも深夜、上り「カシオペア」「北斗星」とすれ違う前にはしっかり目が覚めるのですから我ながら感心してしまいます。
 今回はいつもよりも若干手前、いわて沼宮内駅あたりで上り「北斗星」が現れました。


 未明の青森駅での機関車交換。
 上野から牽いてきた先頭の電気機関車を切り離し、最後尾に別の電気機関車を連結して、進行方向を変えて再び動き出した瞬間、いま切り離したばかりの機関車がすぐ横を並んで走っていくのが見えました。
 向こうの機関車はホームのはずれあたりで一旦停車、そのまま「北斗星」が出ていくのを見送っていました。
 この後、ポイントが切り替わるのを待って車両基地へと回送されていくのでしょう。


 青森を過ぎてから再びベッドに潜り込み、目が覚めると函館駅に着くところでした。
 SL列車用の茶色い客車、恐らく急行「はまなす」に繋がれてきたか、これから繋がれて回送されていくとおぼしき「北斗星」の寝台車、それにリゾート列車「クリスタルエクスプレス」…。
 広い構内には珍しい列車たちが沢山停まっているのが見えました。


 函館山もそろそろ冬景色。
 今朝は定刻6時43分から数分遅れての出発です。


 函館では重く垂れ込めていた雲がほどなく切れ始めました。
 出発前からの寝不足続きで、このまま天気が悪ければ開き直って札幌まで寝て過ごせるのに…と妙な期待?も脳裏をよぎったのですが、晴れてしまうとなると話は別、カメラを握って意識はすっかり取材になってしまいます。
 大沼国定公園、小沼の湖面に冠雪の駒ヶ岳が綺麗に映っていました。


 森駅を過ぎ、噴火湾が見える頃には眩しい朝陽がはっきりと差し込んできました。
 実に素晴らしい風景ですが、写真に撮ろうとすると露出補正に泣かされる場面です。


 伊達紋別で行き違う上り特急列車。
 7月の火災事故の影響で、いつもの特急「北斗4号」が運休となり、代わって速度の遅い旧型車両による臨時特急「北斗84号」が現れました。
 通常このルートでは見ることのない、特徴的な角張った顔つきが一際目を惹きます。


 雪も少なく、比較的温暖といわれる伊達紋別。
 冬と言うより、秋に戻ったような穏やかな車窓風景が広がります。


 既に退役、廃車待ち…でしょうか?
 東室蘭を過ぎてほどなく、JR貨物の車両基地には懐かしいディーゼル機関車が佇んでいました。


 樽前山は雪化粧、牧場には一頭の白馬が…。


 苫小牧を過ぎて勇払原野に差し掛かる頃、新千歳空港へと降りる飛行機が列車の真上を横切っていきました。、


 札幌に近付くにつれて急に天気が崩れてきました。
 線路際に雪も見え始め、また秋から冬へと進んでしまったかのような風景です。
 終点・札幌には11時15分、今回もほぼ定刻通りの到着でした。


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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03 │北斗星乗車記

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