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【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【11.12/14】北斗星(上)●クリスマス前の閑散期

2011年12月14日

【11.12/14】北斗星(上)●クリスマス前の閑散期

乗車390回目●11.12/14発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 クリスマス三連休、それに年末年始の繁忙期を控えて、まさに「嵐の前の静けさ」といったところでしょうか?
 発車後ほどなくシャワーカードを買いに行った食堂車のテーブルには、いつもなら既に整っているはずのディナーの準備はありませんでした。
 車内を歩いてみると、1~2号車・禁煙B寝台は実に乗客ゼロ!
 冬の平日の上り列車、ここ最近では稀にみる閑散とした車中です。


 南千歳を過ぎ、車窓の新千歳空港が見えなくなってしばらく経って、17時55分に食堂営業の車内放送。
 いつもなら「ディナータイム第1回目をご予約のお客様は…」となるところですが、予約の入っていない今夜は「食堂車は只今準備中でございます…」と、ちょっと淋しいアナウンスです。


 苫小牧を過ぎた頃、今夜は回って来られたワゴンサービスのアテンダントさんからコーヒーを頂きました。
 実を言えば、以前は常に3名ほど乗られていたアテンダントさんが、恐らく震災以降でしょうか?ここ最近では2名に減っている事が多く、特にディナーの予約が多い時などは食堂車の方のお仕事から離れられず、ワゴンに回れないケースが増えていたようです。
 今夜は余裕があるのでワゴンサービスにも出られますが、逆に言えばこれほど乗客が少ないとワゴンの売上げも期待できず、ちょっと気の毒にも思えてしまいます。


 東室蘭あたりで雪ではなく、激しい雨が降ってきました。
 この時期の北海道にしては妙に暖かな夜です。


 いつもより随分早く、19時30分を少し過ぎた頃からパブタイムが始まりました。
 伺えばディナータイム2回目の予約はA寝台のルームサービスのみだったそうで、テーブルが全て空いている食堂車の方は繰り上げてパブを始めることにしたとの事。
 珍しいのでついついお邪魔してしまいましたが、でも20時からシャワーを予約済みなので、とりあえず今は紅茶だけで…。


 シャワーを終えて部屋に戻ったのは森駅到着の少し前でした。
 そういえば雨はいつの間にか止んでいたようですね。
 満月よりは少々欠けていましたが、綺麗な月が車窓の噴火湾に映っていました。


 函館駅を過ぎた後、22時頃に改めて食堂車で遅めの夕食。
 ちょうど1年前のメニュー変更以来、初めてこのピザを頂いてみました。
 生地は薄手でパリッと美味しく、満腹と言うより腹八分くらいで済ませたい時にはちょうど良さそうな一品です。

 気が付けば乗客は私一人。
 「あの海の向こうの赤い光は何ですか?」と、ちょうど料理を運んできて下さったアテンダントさんが車窓に見える函館山の方を指差して訊ねていかれました。
 いつもは車窓などゆっくり眺める余裕は無いでしょうから、きっとこういう閑散とした日ならではの新鮮な眺めだったんでしょうね。


 青函トンネルを抜けて、青森に近づくにつれてまた雨が激しくなってきました。
 青森信号場での機関車交換。
 このあたりまでほぼ定刻、今回は順調な運行ぶりです。


 仙台到着で一瞬目覚め、福島手前で本格的に起床。
 6時丁度に福島を発車し、しばらく走ると列車前方の空が赤く染まり始めました。
 上り列車では朝陽は後ろから昇るはずなのに…と不思議に思っていたのですが、地図を見るとこのあたり、金谷川駅付近では線路がほぼ東を向いていたんですね!
 今更ながら、ちょっと意外な発見でした。


 郡山6時39分、だいぶ明るくなってきました。
 時々珍しい車両が停まっている郡山駅すぐ近くの車両工場、今日は緑色のお座敷電車が2両だけ置かれているのが見えました。
 あれも廃車…なんでしょうか?


 6時50分過ぎ、ようやく朝陽が顔を出しました。


 7時25分、ちょうど黒磯駅を通過する時、東北新幹線「はやぶさ」が一瞬のうちに追い抜いていくのが見えました。
 でも後々時刻表で調べてみたところ、実はあれは「はやぶさ」ではなく、先月から「はやぶさ」タイプのE5系車両が使われるようになった「やまびこ204号」だったことが分かりました。
 そういえば、以前はほぼ同じタイミングで、在来型の「はやて」タイプの新幹線に追い抜かれていた気がします。


 少し遅めに赴いたモーニングタイムの食堂車は案の定、閑散としていました。
 和朝食に食後のコーヒーをおかわりして2杯、宇都宮あたりまでちょっとゆっくり寛いでから、帰り際にはつい先日発売になったばかりという新商品、ICカード乗車券用ケース「タッチアンドゴー」を買わせて頂きました。
 税込み1個600円…「1万円あれば16個買えますよ!」と冗談でアテンダントさんに勧められましたが、さすがに1個で勘弁して頂きました(笑)。


 終着間際、ちょうど尾久の車両基地に差し掛かるあたりで、かつて「北斗星」の臨時便などにも使われていた豪華車両「夢空間」の寝台車が1両、電気機関車に牽かれてすれ違っていくのが見えました。
 平成20年、「北斗星」の減便と同時に退役した後も、ずっと尾久の車両基地の隅に置かれたままになっていた車両です。
 多分、大宮の車両工場あたりに持って行かれるのでしょうか?

 今回は無事、定刻通りの上野到着。
 隣のホームには先行の「カシオペア」が停まっていました。
 13・14番ホーム終端でのこの並び、まさに定番中の定番ショットですが、新しい機関車に替わってからまともに見たのは実は今回が初めてだったかも知れません。
 何度も乗ってはいたものの、いつも列車が遅れたり、「カシオペア」の運転日では無かったり、あるいは大宮で降りてしまったり…それにしても1年以上も経つというのに一度も見る機会が無かったというのは、我ながらちょっと不思議な気もします。


 やはり様子が気になったので普通列車で大宮まで戻ってみると、寝台車が1両、確かに工場の建屋の中に停まっているのが見えました。
 塗装が他の車両と若干異なるので、それが「夢空間」だということはすぐに分かりました。
 それにしても、なぜ今頃になって工場に運ばれたのでしょう?
 ますます気になります。


【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12 │北斗星乗車記

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