【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【11.9/29】北斗星(下)●カメラマン殺到!の理由
2011年09月29日
【11.9/29】北斗星(下)●カメラマン殺到!の理由
乗車383回目●11.9/29発 下り「北斗星」 大宮→札幌(B個室ソロ)
今回もまた福井取材の帰路。
大宮で新幹線を降りて「北斗星」のホームに向かうと、既に数十人はおられたでしょうか?何やら前方にカメラを構えた大勢の方々が鈴なりになっているのが見えました。
「北斗星」の時間帯には必ず何人かは写真を撮りに来られているものですが、それにしても今日は異常なほどの賑わいぶりです。
何事か!?と不思議に思いながら待っていると、理由はすぐに分かりました。
「北斗星」到着の数分前、一際大きな貨物会社の電気機関車に牽かれてやってきたのは真新しい普通列車用のグリーン車が8両。
どうやら車両メーカーからJRに納車される回送列車のようです。
なるほど、皆さんのお目当てはこれだったんですね!
今回もまた福井取材の帰路。
大宮で新幹線を降りて「北斗星」のホームに向かうと、既に数十人はおられたでしょうか?何やら前方にカメラを構えた大勢の方々が鈴なりになっているのが見えました。
「北斗星」の時間帯には必ず何人かは写真を撮りに来られているものですが、それにしても今日は異常なほどの賑わいぶりです。
何事か!?と不思議に思いながら待っていると、理由はすぐに分かりました。
「北斗星」到着の数分前、一際大きな貨物会社の電気機関車に牽かれてやってきたのは真新しい普通列車用のグリーン車が8両。
どうやら車両メーカーからJRに納車される回送列車のようです。
なるほど、皆さんのお目当てはこれだったんですね!
ほどなく「北斗星」もゆっくりとホームに入ってきました。
滅多にない貴重なツーショットを前に、つい夢中になって身を乗り出してしまうファンの方々を駅員さんが必死に静止されています。
まだ始発駅を出たばかりなのに、「北斗星」の機関車はなぜか激しく汚れていました。
19時30分、大宮発車。
隣の回送列車も同時に動き出し、しばらく併走した後、高崎線方面へと別れていきました。
ところで乗車前、携帯電話の緊急地震速報が突然鳴りだしビックリしたのですが、とりあえず今のところは運行に支障は出ていないようです。
でもカミサンからのメールによると福島で震度5強とか。
車中にいるとどうしても情報が乏しく、詳しい様子が分からないだけに余計心配になります。
大きな被害が出ていなければ良いのですが…。
パブタイムの食堂車は思いのほか混み合っていました。
結局、1人先客がおられる4人席に相席させて頂く事になりましたが、私のすぐ前に来られた方も、後の方も相席にはならなかったようなので、今回はたまたまそういうタイミングだったようです。
ともあれ、大遅延もあって往路では夕食・朝食とも食べ損ねているので、食堂車で食事を頂くのはちょっと久々のような気がしてしまいます。
まさに悪夢の大連敗が続いていたファイターズ、今夜のvsホークス戦でやっと勝ったそうです!!
それもダルビッシュ投手渾身の熱投から、最後は守護神・武田久投手が逃げ切って通算100セーブ達成!
みんな泣いていた…とラジオが伝えていたとカミサンがメールで言ってましたから、きっと物凄い試合だったんでしょう。
見れなかったのはちょっと残念ですが、とにかく勝ってくれて本当に良かったです。
というわけで、食事の後にささやかなひとり祝宴。
去年まではファイターズが勝った日にはケーキセット追加がお約束でしたが、メニューから外れてしまったので今回は夕張メロンゼリーです♪
食事を終えた後、ロビーカーでたまたま隣に座られていた東京の新聞記者さんと寝台特急の魅力について話していたら、近くにおられた宇都宮からの獣医さんご夫妻に「いつもブログ見てます!」と声をかけて頂きました。
お二人とも列車がお好きで、目的地は函館ですが、せっかくなので長万部まで「北斗星」に乗って行かれるんだそうです。
新聞記者さんは札幌へのご出張、私は今回は福井取材の帰路。
たまたま今もそういうお話をしていたところですが、決して観光とか一つの目的に特化した列車ではなく、皆さんそれぞれ自分の目的を持って利用されている…車内での過ごし方や、客室の設備や使い勝手等も含めて、「自分なりの使い方」ができる余裕があることが、現在も残る寝台特急の中でも、とりわけ「北斗星」の魅力なのかな?という気がしています。
深夜の一ノ関駅ではホームの補修工事中。
埋められていた「カシオペア」の乗車位置表示が剥がされているのが見えました。
長旅の疲れが出てしまったのか、青函トンネルも津軽海峡も全く記憶にないまま、目が覚めると既に函館到着間際でした。
まるで夏に戻ったような昨日の福井とは一転、ちょっと肌寒そうな雨が降り続いていました。
心配した地震の影響もなく函館までは定刻通りでしたが、落部駅で追い越される後続特急「スーパー北斗1号」が遅れた為、ここで7分の遅延。
その後、「南千歳から『スーパーとかち3号』帯広行きご利用のお客様は車掌にお申し出下さい」とのアナウンスが流れました。
改めて時刻表で調べてみると、「北斗星」の南千歳到着が定刻なら10時41分、一方「スーパーとかち3号」の発車が10時47分。
このままの遅れで行くと接続は厳しいので、まずは乗り換え客の有無を確認した上で、必要があれば「スーパーとかち」の発車を待たせるなど、確実に乗り換えられるよう対処して下さるのでしょう。
元々列車本数が多くなく、1本逃すと影響が大きいという事情もあるかと思いますが、こういうアクシデントの時でも、何とか接続をとって乗客を目的地まで送り届けようとするJR北海道さんの柔軟かつ誠意溢れる対応ぶりにはいつも頭が下がります。
いつもは9時12分、伊達紋別駅で行き違う上り特急「北斗4号」が、今朝は洞爺~伊達紋別のほぼ中間あたりですれ違っていきました。
伊達紋別駅手前に単線区間があり、本来「北斗星」を先に通すところ、今朝に限っては「北斗4号」を先に通すよう調整されたようです。
遅延の影響を最小限に留める為の臨機応変な対応に、運行管理担当の方の御苦労が偲ばれます。
いつものように伊達紋別あたりで食堂車へ。
迷った末に今朝は和食です。
ちょっとした個人的事情があり、下り列車の朝食だけは4人席の並ぶ海側のほうに座らせて頂きたいので、オープン直後の賑わう時間帯は避けるようにしています。
勿論日によっても違いはありますが、このあたりで行けば大抵先客は2~3組といったところでしょうか?
函館から長万部、東室蘭と進むにつれてめまぐるしく天気が変わることも多いのですが、今回は終始どんよりとした空模様が続いています。
雨に煙る港と工場地帯が見えてきて、東室蘭に着いたのは8分遅延の9時40分でした。
登別には6分遅延の9時55分、苫小牧は4分遅延の10時23分。
遅延は徐々にですが回復しつつあります。
結局、南千歳は3分遅延の10時44分。
心配された「スーパーとかち3号」の接続もどうやら大丈夫だったようです。
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:30
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