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2011年09月01日

【11.9/1】北斗星(上)●台風接近中の本州へ

乗車381回目●11.9/1発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 大型・強力の台風12号はゆっくり本州に接近中、今後の進路次第では関東付近に上陸の可能性もあるとの事。
 一時は旅程の延期も考えましたが、ともかく今夜の「北斗星」は動くというので予定通り出発することにしました。
 遅延は覚悟の上ですが、ともかく無事終点まで辿り着けることを祈るばかりです。
 定刻17時12分より若干遅れて札幌発。
 こちらはまだまだ台風など嘘のような穏やかな空模様です。


 今夜はちょっと珍しい客車に当たりました!
 1人用B個室「ソロ」の9号車7番。
 同じ「ソロ」でもJR東日本持ちの9号車はJR北海道持ちの5・6号車とは設計が異なり、部屋が少々狭くて天井も低く、居住性を比べるといささか分が悪かったのですが、今日の車両はJR北海道車両と同設計の広めで天井の高い部屋でした。
 部屋が大きくなった分、1両あたりの「ソロ」の部屋数も通常12室に対して10室と少なくなっています。

 「オロハネ24-501」というこの車両、実は後年の列車増発時に作られたもので現存1両のみの希少車。
 やはり定員が減ってしまうことを避けるためか、普段はあまり編成には組み込まれず、もっぱら予備車として使われている模様です。
 ともあれ、乗客としてはこちらの方が快適なので思わぬ幸運。
 直立できる天井高さはJR北海道設計ならではですが、木目の壁と金茶色の座席はJR東日本オリジナルです。


 千歳の手前で突然、文字通り暗雲が垂れ込めてきました。


 南千歳で2~3分の遅延。
 苫小牧あたりから次第に雨も降りだしました。
 登別には手元の時計で18時39分、5分前後の遅延での到着。
 反対側のホームからはいつもは見られない下り普通列車がちょうど発車していくところでしたが、後で時刻表を調べてみると向こうはほぼ定刻通りだったようです。


 19時15分、5分ほどの遅延で伊達紋別に到着。
 前後が単線区間なので、ここで行き違う19時10分発・下り特急「北斗17号」が「北斗星」の到着を待ちわびているかと思いきや、どうやら向こうも到着が遅れているようでした。
 遅延は若干拡大して、「北斗17号」の到着と入れ違うように発車したのは19時19分。
 結果的には昨年12月改正以前のダイヤにほぼ近い時刻です。


 決して聞き耳を立てていたわけではないのですが、何となく漏れ伝わってくる周囲の方々の話しぶりから察すると、北海道に避難されているご家族に会いに行かれたという福島からのお客さんも乗られていたようです。
 時間的にも、料金的にも、特に南東北~北海道間などでは飛行機や新幹線と比べても充分実用的な移動手段になりうるものだと思います。
 改めて、「北斗星」が再び走り出したことの有難さ、頼もしさを感じさせられました。

 時々入れ替わる車内販売のデザート、今回は「余市洋なしシャーベット」です。


 つい先月、8月17日の列車でお会いした車掌さんが今日も乗務されていました。
 「北斗星」乗務はそう頻繁に回ってくるものではないそうなので、ふた月続けてお目にかかれるのはかなりの偶然です。
 偶然と言えば、食堂車の乗務員さんも先月と同じ方でした。
 どういうわけか、乗り合わせる時は本当に続けて乗り合わせてしまうから不思議です。

 先月買ったのと同じものですが、今回も乗車記念オレンジカードを購入させて頂きました。
 東京滞在中に2千円分位はJRに乗るものですから、これからもできるだけ車内で買わせて頂こうかと思います。


 10分ほどの遅延をキープしつつ走り続けてきましたが、五稜郭手前で信号停車。
 どうやら五稜郭から函館まで、いつもは「北斗星」の5分後に通過する「スーパー白鳥33号」を先に通してしまうことにしたようです。
 函館に着くと、ホームの向かい側には乗客を降ろした「スーパー白鳥」が停まっているのが見えました。
 慌ただしく機関車交換を終えて、21時55分、7分遅延で発車です。


 今夜の車内は団体さんが目立ったので、パブタイムも結構混み合うかと思ったのですが、思ったよりは空いていたようです。
 食事を終えて青函トンネルに入る頃、気が付いたら最後の1人になってしまいそうだったのでちょっと急いで退散です…。


 いつもは青森側の地上トンネル内ですれ違うはずの下り「はまなす」が、今日はちょうど津軽今別駅ですれ違っていきました。
 消火栓?の赤いランプがちょっと幻想的な雰囲気です。


 青森信号場での機関車交換にも気づかぬまま寝入ってしまい、目が覚めたのはちょうど仙台停車中でした。
 今のところは台風の影響もなく順調に走り続けているようです。
 仙台を過ぎると一時雨が激しくなりましたが、福島盆地に差し掛かる頃にはだいぶ小降りになってきました。
 福島にはほぼ定刻通り、5時58分の到着でした。


 福島を過ぎると再び雨が激しくなってきました。
 6時38分、郡山駅もほぼ定刻。
 可愛らしい「赤べぇ」のイラストが描かれた磐越西線の電車の隣に、今朝は国鉄時代を髣髴とさせる懐かしい色の特急電車が停まっていました。


 郡山発車後、車窓に見える「ビッグパレットふくしま」の避難所が一昨日限りで閉鎖されたと出発前に見たTVニュースが伝えていました。
 震災からまもなく半年。
 長いとか短いとか、軽々しく口にすることはできませんが、ともかく確実に時間は流れているんだと考えさせられるニュースでした。


 モーニングタイムの食堂車はほぼ満席。
 急に激しく降ったかと思えば嘘のように晴れ渡ったり、外は何とも落ち着かない空模様です。


 台風の進路は西にずれていったようですが、広範囲に及ぶ雨雲の影響で、関東でも特に群馬あたりはかなりの豪雨に見舞われたようです。
 利根川の川幅もいつもの倍くらいに広がっているように見えました。


 高崎方面からの列車のダイヤが乱れているのか、大宮発車後すぐに信号停車、後からやってきた普通列車に進路を譲る一幕がありました。
 数分ほどで再び出発。
 荒川を渡って東京に入る頃にはすっかり良い天気になってしまいました。


 運休か?それとも大幅遅延か?
 尾久の車両基地を通過する時、気を付けて見ていたのですが、定刻なら朝7時前には上野に着いているはずの青森からの寝台特急「あけぼの」の姿は見当たりませんでした。

 こんな不安定な空模様の下でも、線路際では大勢のファンの方々が列車に向けてカメラを構えておられました。
 それにしても、皆さん一様に「北斗星」の進行方向とは逆の向きにカメラを向けているので不思議に思っていたら、終点・上野に着く間際、茶色い電気機関車に牽かれた青い客車の臨時列車がすれ違っていくのが見えました。
 恐らくは途中高崎で蒸気機関車に付け替えて水上あたりに向かうのでしょう。
 皆さんのお目当てはこれだったんですね!


 隣のホームには先行の「カシオペア」が停まっていたのですが、写真を撮る間もないまま、「北斗星」と入れ替わるように慌ただしく車庫へと引き上げていきました。
 道中、随分気を揉みましたが、終点上野に着いてみれば遅延は僅かに4分ほど。
 心配していた台風の影響は殆どありませんでしたが、ホームに降りると、泥をかぶったように汚れた車体が昨晩からの激しい雨を物語っていました。


【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)

>>道新ブログ「北の駅の待合室 ~北斗星と旅した300回~」も公開中!併せて御覧下さい。(PC)



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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12 │北斗星乗車記

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