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2010年10月09日

【10.10/5】北斗星(下)●とある打合せの帰途

乗車363回目●10.10/5発 下り「北斗星」 上野→札幌(B寝台下段)


 「JRになってから走り始めた列車なのに、いま最も国鉄を感じる列車なんですよね」
 実は今日この列車に乗る少し前、とある雑誌の打合せの席でそんな話をしてきたばかりでした。
 昭和の面影が色濃く残る客車の造作、今ではすっかり珍しくなった食堂車、速達荷物の積み降ろし、更には乗務員さん達のお仕事ぶりに至るまで、国鉄時代から脈々と続く「ブルートレイン」のイメージにいま最も近いのがこの列車なのかな?という気がしています。
 もしかしたら、こういうのも昔から続く地域毎の伝統なんでしょうか?
 よく見るとB寝台車のカーテンの整え方も上りと下りでは流儀が異なっているようです。


 途中、急病の方が出て新白河で臨時停車。
 車掌さんが開けた先頭1号車デッキのドアから下車される一幕がありました。
 その後の様子がちょっと心配ですね。
 通常の停車駅よりも随分長く、多分10分近く停まっていたような気がします。


 10分ほどの遅延のまま郡山到着。
 パブタイムの食堂車はほぼ満席の賑わいでした。

 今回初めて乗り合わせたアテンダントさんに、「絵を描いている方ですよね?」と訊ねられました。
 最初は同僚の方に教えられたのかな?と思ったのですが、伺ってみるとそうではなくて、私が少しだけ出演させて頂いた札幌市電のTV番組をたまたま見て下さっていたんだそうです。
 もしかしたら、私の絵は知っていて下さったものの、私が「北斗星」を描いている事まではご存知無かったかも知れません。
 しかしあの番組、誰もが見るような番組ではないと正直思っていたのですが…。
 意外なところでの接点にちょっとビックリです。


 仙台到着も変わらず10分ほどの遅延。
 当然ながら列車のスピードは先行列車や線路状況なども関係しますから、力の強い新型機関車に変わったからといって容易に遅延が回復できるとは限らないのでしょう。
 見ると普段は人影もまばらな隣のホームに電車を待つ人の列ができていました。
 最終列車?に乗る人たちがそろそろ降りてくる時間になったのでしょう。
 ほんの10分ほどでも駅の表情は微妙に変わるものなんですね。


 青森信号場での機関車交換。
 到着前のほんの一時、軽く雨が降ってきました。
 時計を見ると、やはりいつもより10分ほど遅れているようです。


 青函トンネルを抜ける頃に朝を迎えました。
 朝日がまぶしい津軽海峡、青森での雨が嘘のような見事な快晴でした。


 函館から大沼国定公園が近付いてくると、今度は次第に雲が広がってきました。
 駒ケ岳の山頂も残念ながら雲の中です。
 この先、森の手前あたりまで、駒ケ岳の麓は雨雲のような暗い雲に覆われていました。
 やはり地形の影響でしょうか?
 函館からそれほど離れていないのに、このあたりで急に空模様が変わって驚くこともしばしばです。


 森を過ぎるとまた嘘のように晴れてきました。
 車窓はそろそろ始まりかけの紅葉。
 線路際にはススキの穂が揺れる季節になりました。


 先程注文を取りに来てくれたアテンダントさんが、「あれっ、和食で良かったんですよね!?」とわざわざ確認に戻って来られました。
 料理を運んできてくれた別のアテンダントさんも「珍しいですねぇ!」と笑っていました。
 そのたびに「たまには違う事もしてみたくなって…」と弁解する自分も変ですが、私がいつも洋食ばかり頂いているのはすっかり覚えられてしまっているようです。

 そういえば随分前に引退されたあるアテンダントさんは、「洋食で、グレープフルーツジュースとミルクティーですね?」と私が言う前にしばしば言い当てて下さっていました。
 今となってはそんなことも懐かしい想い出です。


 昨夜からの遅延も八雲あたりで回復し、今回は定刻通りの札幌到着。
 いつものように機関車を見に行ってみると、前回(→10.9/8)よりも微妙に停車位置が前寄りだったようです。
 多分その差は数十センチ程度でしょうか?
 前回と同じカメラで同じ位置、ホーム先端ギリギリで構えて今日はこんな感じでした。


【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)

>>道新ブログ「北の駅の待合室 ~北斗星と旅した300回~」も公開中!併せて御覧下さい。(PC)




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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 03:52 │北斗星乗車記

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