【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【10.10/3】北斗星(上)●「北斗星」が大好きな人たち
2010年10月08日
【10.10/3】北斗星(上)●「北斗星」が大好きな人たち
乗車362回目●10.10/3発 上り「北斗星」 札幌→上野(B寝台下段)
札幌駅で列車に乗る前、駅や車中で何度かお会いした事のあるリピーターさんに声を掛けて頂きました。
伺えばこれから上野まで帰られるとの事。
お互い一人旅同士、良い話相手が現れたのは嬉しい偶然です。
その後も色々、「北斗星」が本当に好きな沢山のお客さんとの楽しい出会いが続く今回の旅となりました。
札幌駅で列車に乗る前、駅や車中で何度かお会いした事のあるリピーターさんに声を掛けて頂きました。
伺えばこれから上野まで帰られるとの事。
お互い一人旅同士、良い話相手が現れたのは嬉しい偶然です。
その後も色々、「北斗星」が本当に好きな沢山のお客さんとの楽しい出会いが続く今回の旅となりました。
文字通り、折り目正しく整えられたB寝台車のカーテンの裾。
乗るとまずはカーテンを開けてしまうので今まで気付かなかったのですが、車両基地での丁寧な折り返し整備の様子が窺えるようでちょっと嬉しくなってしまいます。
洞爺駅停車中。
次第に雨が激しくなってきました。
洞爺を過ぎると、ロビーカーでは車掌さんによるオリジナルグッズとオレンジカードの販売が始まりました。
今夜は結構な売れ行きのようです。
私自身は「また次回でも…」と思っていつも買いそびれてしまうのですが、考えてみれば東京滞在中の移動だけでも2千円分位は電車に乗るもの。
ならばここでオレンジカードを頂いておくのも良いかも知れませんね。
台紙付き、札幌車掌所オリジナル絵柄の2枚セットで2千円也。
それよりも、車掌さんが入れて渡して下さった封筒の方がもしかしたらレアアイテムでしょうか?(笑)
先ほどロビーカーで居合わせた列車好きのご家族連れ。
列車前方、ディーゼル機関車の切り離し作業を見に行くか、それとも最後尾側、青函トンネル用の電気機関車の連結作業を見に行くか、函館到着直前まで随分迷われていました。
ふたつの作業は同時に行われる為、興味のある方にとっては何とも痛し痒しといったところでしょうか?
雨は相変わらずですが、運行に支障が出るほどにはならなそうです。
混み合っている時にはなぜかこの席に通される事が多いようです。
パブタイムの食堂車。
私はいつもオープン直後は避けて、最初のお客さんが帰り始める頃を見計らって行くようにしています。
そうすると、ほぼ満席なのに4人テーブルがひとつだけ空いていたりする事も多いのですが、それにしても一番厨房に近いこの席に座る事が多いのは偶然とはいえちょっと不思議です。
いつもより少し早めに、ちょうど青函トンネルの入口付近で食事を終えて席を立ちました。
せっかくなので、たまにはトンネルの内側でも観察してみようかと大急ぎで最後尾デッキへ。
7号車の食堂車から1号車まで、結構な距離でしたがどうにか吉岡海底駅の通過には間に合いました(笑)。
写真は吉岡海底駅を過ぎた直後、まっすぐ伸びている本線トンネルと、左に分かれる作業用の側線の分岐点。
この先にどんな車両が出入りして、どういう作業が繰り広げられているのか…。
SFか冒険映画の舞台みたいで、想像するだけでも何故かワクワクしてしまいます。
トンネル最深部通過!
窓ガラスの曇りが激しくて写真を撮るには苦労しました…。
最深部あたりまでは私一人でしたが、その後何人もの方がトンネルを見に来られました。
お目当ては間もなく通過の竜飛海底駅とトンネル出口でしょうか?
ここに来ればよく見えることをご存知の方も結構多いようです。
「トンネルを出てしばらくしたら、下りの急行『はまなす』とすれ違いますよ」とお教えしたら興味津々の御様子でしたから、きっとそれまで粘られていたのではないかと思います。
とりあえず、私はこのあたりでロビーに引き上げるとします。
ロビーに戻ると、件のリピーターさんと、念願叶って初乗車の女性が旅談義で盛り上がっていました。
ここでは団体さんが夜遅くまで宴を繰り広げることもあれば、逆に誰もいなくなり早々に静まり返ってしまう事もありますが、こうして本当にこの列車が好きな方が静かな時間を楽しんでおられる姿に出会えると、何となく微笑ましい気持になります。
深夜0時10分過ぎの青森信号場、切り離された機関車が回送されていくのを見届けて今夜はお開きとなりました。
「2時10分過ぎに下り『北斗星』とすれ違いますよ」とロビーのお二人をそそのかしておいたのですが(笑)、さすがに起き出しては来られなかったようです。
このすれ違いも毎回微妙にタイミングがズレるものですが、今回はちょうど踏切のあかりが良い雰囲気に青い車体を照らし出してくれました。
すれ違いを見届けたところで寝台に戻ったのですがなかなか寝付けず…。
結局寝るのは諦めて、朝まで絵の練習をして過ごしてしまいました。
そういえば最近、「北斗星」の絵はちょっとご無沙汰です。
そろそろまた何か描いてみたいところですが…。
朝の食堂車、ちょっと出遅れました。
朝食を終えて紅茶を頂く頃には既に私一人…申し訳ないので早々に退散します。
今回はほぼ定刻通りの上野到着。
最近では「カシオペア」用の銀色の機関車が「北斗星」を牽いたり、逆に青い機関車が「カシオペア」を牽く事も多いと噂に聞いてはいましたが、今朝は客車とお揃いの青い機関車の牽引でした。
いつものように機関車を取り囲む大勢のお客さん達。
機関車が替わっても、変わらず皆に愛され続けている姿がことさら嬉しく感じる旅の終わりの光景でした。
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 00:46
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