【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【10.7/11】北斗星(上)●もしや世代交代の節目?
2010年07月11日
【10.7/11】北斗星(上)●もしや世代交代の節目?
乗車358回目●10.7/11発 上り「北斗星」 札幌→上野(B寝台下段)
夏を迎えた日曜日の上り列車、観光客の方々で車中も結構賑わっていました。
いつもより混みそうな気がして早めに出掛けたパブタイムの食堂車、ちょうど函館に着く頃に料理が出てきたので、ホームに降りて窓の外から自分のテーブルを撮ってみました。
ちょっとお行儀悪かったかな?と反省しつつも、こういうカットは今後の創作の貴重な資料。
それに幸いよく存じ上げているアテンダントさんだったので、食事の途中で中座しても軽く笑われただけで済みました。
天気予報によれば本州方面は少々荒れそうだとか。
ホームに降りると台風の前みたいな湿った生温い風が吹いていました。
夏を迎えた日曜日の上り列車、観光客の方々で車中も結構賑わっていました。
いつもより混みそうな気がして早めに出掛けたパブタイムの食堂車、ちょうど函館に着く頃に料理が出てきたので、ホームに降りて窓の外から自分のテーブルを撮ってみました。
ちょっとお行儀悪かったかな?と反省しつつも、こういうカットは今後の創作の貴重な資料。
それに幸いよく存じ上げているアテンダントさんだったので、食事の途中で中座しても軽く笑われただけで済みました。
天気予報によれば本州方面は少々荒れそうだとか。
ホームに降りると台風の前みたいな湿った生温い風が吹いていました。
1号車の寝台に戻ってふと携帯電話を見ると、お気に入りのストラップが消えていることに気付いて愕然!
慌てて1両1両、廊下を這うように探し回ったら、6号車のロビーカーのソファーの上に落ちているのが見つかりました。
食堂車で売っている「北斗星」のヘッドマーク・ストラップに、「銀河鉄道の夜」をモチーフにした象嵌細工のストラップ…確かカミサンが小岩井農場かどこかで買ってきてくれたものだと思いますが、それを一旦バラして自分で組み合わせて作ったオリジナルの一品。
そういう無理な加工をするから外れやすくなってしまったんですね…。
ともかく、無事手元に戻ってくれてホッとしました。
でも危ないからしばらく付けるのはやめておきます。
本州に入ると少々雨が激しくなってきたようです。
青森信号場で機関車交換。
そういえば「EF510」なる新型機関車がそろそろデビューかも?との噂が流れているようですが、どうなんでしょう?
実は事情通のお客さんや関係者の方、それに友人からも色々な話を伺ったのですが、どの情報も微妙に異なるようで…。
果たしていま連結されたのが「EF510」なのか、それとも在来型の機関車なのか、ここからは見えないだけに余計気になります。
深夜1時頃、下り「カシオペア」とすれ違い。
あちらは既に先月から「EF510」による牽引です。
暗闇の中でしたが、目を凝らすと確かに今までとは違う機関車が牽いているのが分かりました。
続いて深夜2時10分頃、下り「北斗星」とすれ違い。
荒天の影響で遅れているかも?と思ったのですが、どうやら定刻通りのようです。
肝心の機関車は…多分、在来型だった気がします。
翌朝、南東北から北関東まで、いかにも梅雨らしい空模様と風景です。
大きなカーブに差し掛かった時、列車前方を覗き込んでみると赤い機関車が見えました。
「EF510」なら青色のはずですから、どうやらまだ在来機だったようです。
引退間際の赤い機関車をカメラに収めようと、駅や沿線には凄まじい数のファンの方々が詰め掛けていました。
終着・上野に着く直前、突如もう一本の「北斗星」がやってきてビックリ!
どうやら尾久の車両基地から大宮の工場あたりに送られる回送列車だったようです。
律儀に「北斗星」のテールマークまでちゃんと掲げています。
機関車含めてたった3両編成、オモチャみたいな「北斗星」でした(笑)。
そういえば昨日は参議院選挙の投票日。
こういう時に丸々ひと晩車中にいると、世間の情勢からすっかり取り残されてしまいます。
訊けば今朝は車内販売でも朝刊が飛ぶように売れていたとか…。
心配していた空模様もさほど激しく荒れる事も無く、今回は定刻通りに上野到着。
早速機関車の方を見に行ってみると、既に多くのお客さんやファンの方々がカメラを手に機関車を取り囲んでいました。
ちなみに今朝の機関車「EF81-81」は、かつて昭和天皇の御召列車を牽いた由緒ある機関車。
他の機関車とは違って、銀色に塗られた手すりや連結器がその歴史を物語っています。
大きな声では言えませんが、4ヶ月ほど前でしょうか?
どこでどのようにぶつかったのか、正面の手すりに串刺し状になった鳥の死骸をくっつけたまま走ってきた姿を見て青ざめたのも確かこの機関車でした。
色々想い出は尽きませんが、「北斗星」を牽くのもきっと今回が最後でしょう。
心の中で「ありがとう…」と唱えながら、車庫に引き上げていく回送列車を赤いテールランプが見えなくなるまで見送りました。
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12
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