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2010年01月19日

【10.1/12】北斗星(上)●突然の初遭遇!

乗車346回目●10.1/12発 上り「北斗星」 札幌→上野(B寝台下段)


 終着・上野にあと数分の尾久駅付近で信号停車。
 ダイヤの乱れで上野駅のホームが空かず、この先列車が詰まっているとか。
 10分ほどの停車の後、ようやく動き出した列車がゆっくりと尾久駅のホームを通過しようとするその時、ふと見るとホームの向こうに一際目を惹く青い電気機関車の姿が…。
 これが今春デビューとも噂される「北斗星」の新しい機関車、EF510形との初めての出会いでした。


 あいにく今回は禁煙車が取れず、ならば出発日を変えようかとも思ったのですが、でもあの新しい機関車にも出会えたわけですし、結果的にはやっぱり今日乗っておいて正解だったようです。
 我ながら、こと「北斗星」絡みではこういう偶然や幸運にしばしば恵まれたりするから不思議です。

 それはさておき。
 いつも利用させて頂く禁煙車・1号車はJR北海道の、今日の喫煙車・11号車はJR東日本の車両。 
 同じB寝台でも設備に微妙な違いがあるようです。
 席についてまず気付くのが寝台の転落防止柵。
 比べると11号車のほうがかなり大きなサイズになっています。
 確かに寝ている時の安定性、安心感はこちらのほうが上ですが、そのかわり柵を出したままの状態で腰掛けるには少々窮屈な感も。
 このあたりは慣れと好みの問題、でしょうか?


 もうひとつ、大きな違いは車端部のトイレ。
 11号車のみ、一般のトイレ2室分のスペースをつなぎ合わせて、車椅子対応の大型トイレ1室に改造されています。
 他にも、ベッドやカーテンの柄や通路まわりの造作、そして何より、1号車は仕切り扉を閉めれば4人用個室としても使える「Bコンパート」と呼ばれる仕様なのに対して、11号車はその機能がない従来型のB寝台車である点なと…。
 探せば色々気付くところがあるものです。


 雪の影響か苫小牧時点で約4分の遅れ。
 すれ違う列車のタイミングもいつもと微妙にズレているようです。


 停車位置も1号車と11号車では200メートルほど食い違うので、停まった時の駅構内の眺めもいつもと随分違います。
 心配していたタバコの煙と匂いも、幸いこの区画には他のお客さんがいなかったので、まぁ、耐えられなくはない程度です。
 ちなみに現在では喫煙車でも通路は禁煙。
 寝台側の窓際には灰皿がありますが、防火上、寝台使用中の喫煙は禁止されていますから、就寝中、紫煙で息も詰まるような状況になることはさほど多くはない気がします。

 パブタイムの前、シャワールームを使っている時にちょっとしたアクシデント。
 突如、異常を知らせる警報ブザーが鳴りだして車掌さんが駆けつける一幕がありました。
 恐らく隣のシャワールームのお客さんが誤って脱衣室のスイッチに触れてしまったのでしょう。
 (かく言う私も以前、別の列車で押してしまった前科がありますが…)
 結局、何事もなかったことを確認して一件落着となりましたが、この警報システム、A・Bふたつのシャワールームのどちらで押されたものか判別できないらしい…というのが今日の意外な発見でした。


 函館駅での機関車交換。
 我が11号車の隣、業務用車両を1両挟んだすぐ前に青函トンネル用の電気機関車が連結されます。
 これもいつもの1号車からだと遠過ぎて、なかなか見には行けない作業風景です。
 それにしても吹雪の中を走ってきた「北斗星」の顔、見事に真っ白です!


 B寝台は割と空席も目立っていたようですが、パブタイムの食堂車は相席でやっと座れる程の賑わいでした。
 イタリアンハンバーグセットを注文すると「ポテトが変わったんですよ!」とアテンダントさん。
 なるほど、よく見ると付け合わせのポテトが今回からベイクドポテトに変わっていました。


 青森信号場で再び機関車交換。
 函館からの機関車が切り離され、隣の線路を回送されていくのが見えました。
 予報によると日本海側を中心に広い範囲で大雪とか。
 青森も既にかなりの積雪のようです。


 深夜2時40分頃、盛岡駅でふと目が覚めました。
 こうして見ると、窓いっぱいの氷もどことなく本州的…北海道よりも幾分緩んだ印象です。


 翌朝は郡山あたりで本格的に起床。
 外は少々荒れているようで、那須あたりから粉雪とも霧ともつかない白いベールに度々車窓を覆われました。
 そんな車窓がふと開けると、遠くには朝陽に輝く冠雪の那須連山、日光連山…雲が掛かって稜線はいささか見えにくかったものの、光と穏やかな色彩が実に印象的でした。

 結局、上野到着は9時50分過ぎ、約15分程度の遅延でした。
 アナウンスによると宇都宮線が倒木で、高崎線も強風の影響でかなりダイヤが乱れているようです。
 この程度の遅延で済んだのはむしろ幸いだったかも知れません。


 ところで上野に着いた後、件の新しい機関車が気になって尾久駅までもう一度見に行ってみることにしました。
 (やはりダイヤが乱れているので尾久駅まで行くのも結構大変だったのですが…)

 「EF510-501」という番号のこの機関車、近くで見るとなかなか立派なものです。
 運転席には大勢の職員さんの姿があって、どうやらこれから試運転に出ようかという雰囲気だったのですが、さすがにこのダイヤ混乱の下では出るに出られなくなってしまっていたようです。


 しばらくすると、先ほど上野で降りたばかりの「北斗星」の客車たちが何本か向こうの線路に回送されてきました。
 明日の相棒との一瞬の顔合わせ。
 カラーコーディネートも申し分なさそうで、あの客車たちと繋がれる日が今から楽しみです。


【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)

>>道新ブログ「北の駅の待合室 ~北斗星と旅した300回~」も公開中!併せて御覧下さい。(PC)



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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 04:36 │北斗星乗車記

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