【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【09.3/7】北斗星(上)●低気圧接近の最中
2009年03月07日
【09.3/7】北斗星(上)●低気圧接近の最中
327回目●09.3/7発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)
低気圧の接近で東北~北海道は昨日から大荒れの空模様。
強風や大雪で今日も運休・遅延が続発していたようですが、幸い「北斗星」は数分遅れで無事札幌を発つ事ができました。
今日は「研修生」の名札をつけたアテンダントさんが数名ほど、先生役の先輩について車内販売などに挑戦されていました。
乗るたびに、新人さん達が少しずつお仕事に慣れていかれる様子を拝見できるのは私にとっても嬉しい事。
大変なお仕事だと思いますが、皆さん良い乗務員さんになって頂けたらと願うばかりです。
いささか緊張気味の車内放送の時、どこぞの老舗料亭の女将よろしく、後ろからセリフを教える先輩のささやき声までマイクが拾っていたのはまぁご愛嬌ということで…(笑)。
低気圧の接近で東北~北海道は昨日から大荒れの空模様。
強風や大雪で今日も運休・遅延が続発していたようですが、幸い「北斗星」は数分遅れで無事札幌を発つ事ができました。
今日は「研修生」の名札をつけたアテンダントさんが数名ほど、先生役の先輩について車内販売などに挑戦されていました。
乗るたびに、新人さん達が少しずつお仕事に慣れていかれる様子を拝見できるのは私にとっても嬉しい事。
大変なお仕事だと思いますが、皆さん良い乗務員さんになって頂けたらと願うばかりです。
いささか緊張気味の車内放送の時、どこぞの老舗料亭の女将よろしく、後ろからセリフを教える先輩のささやき声までマイクが拾っていたのはまぁご愛嬌ということで…(笑)。
夜のロビーカー。
居合わせたお客さんから花畑牧場の生キャラメルをひと粒頂き、お礼に拙作のポストカードを差し上げたのがきっかけですっかり話が弾んでしまいました。
札幌から広島まで列車で行かれるというフルムーン夫婦ふた組の4人連れ、東京から?の3人組の学生さん、カップルひと組、それに私。
こういう出会いに恵まれるのもこの列車ならではの楽しさです。
折しも今夜はWBC第1ラウンドの日韓戦!
やっぱり皆さん気になるのでしょう、ロビーカーに置かれたビデオモニターを見て「TVは入らないの?」と車掌さんに訊ねる方や、仲間同士でワンセグの画面を囲んで食入るように観ている方々もおられました。
そういえば私のノートPCでもワンセグ観れるんだっけかな?…とふと思い出し、函館手前で部屋に戻ってPCを立ち上げてみると、試合終盤、日本が大差で勝ち越し中!
終わってみれば夜10時、そのまま14-2で見事な7回コールド勝ちでした♪
それにしても、この列車が走り始めた頃と言えば、ワンセグどころか携帯電話すらまだ普及していなかった時代。
夜行列車の車中でその日の試合結果が分かる…どころか、試合そのものをリアルタイムで観られるなんて、つくづく便利な時代になったものです。
試合が終わってから御機嫌で食堂車へ。
満席でしばらくロビーカーで待つ事になりましたが、それでも案外早く席に通されました。
ディナータイムは比較的空いていたのにパブタイムは大混雑…これも春休み、卒業旅行の学生さんが多いからでしょうか?
今宵の部屋は5号車11番。
テンキーの反応が鈍かったり、ドアノブがうまく回らなかったり、今回は暗証番号式の電子キーが少々不調でした。
途中一度どうしても開かなくなって、車掌さんを呼んでマスターキーで開けて頂いたのですが、どうやら車掌さんには私が暗証番号を間違えて開けられなくなったと思い込まれてしまったようです。
私は電子キー装置の電池切れ(以前にもキー装置の蓋を開けて単3か単4?の電池を交換している現場を見た事があります)と睨んだのですが…?
部屋を暗くして、夜景をゆっくり楽しめるのが個室寝台ならではの魅力。
B個室ソロ上段から見下ろす夜の駅はまるで銀河鉄道の趣です。
早朝6時の福島駅。
脚立を持ってホームを駆けていく車掌さんの姿に気付き、何事かと覗いてみれば食堂車の屋根あたりを何やら点検されているようでした。
遠巻きに眺めていたのでよく分かりませんが、位置的には食堂車の業務用ドアか、換気ダクトのあたりでしょうか?
幸い運行に支障は無かったようで、ほどなく出発する事ができました。
いつものように郡山を過ぎてからモーニングタイムの食堂車へ。
今朝も結構混みあっていましたが、ちょうど空いていた2人掛けテーブルにすぐに座る事ができました。
那須連山、でしょうか?
反対側の車窓を見ると雪を頂いた見事な山容。
強風ですっかり雲が払われたせいか、いつにも増してくっきりと見えていました。
食事中でしたが思わず席を立って写真を撮りに行ってしまいました。
我ながらお行儀悪いですねぇ…。
でも、そのまま絵に描きたくなる風景に出会えて取材的には大収穫?です
「大宮には定刻より少々早めの到着となります」と車内放送。
遅れる事はあっても、逆に早く着いてしまうというのは列車では珍しい事です。
珍しいと言えば上野到着前、車庫に戻る先行「カシオペア」の回送列車が鶯谷あたりですれ違っていきました。
いつもなら上野駅の14番線に停まったまま、13番線に後から到着する「北斗星」を待っているはずですが…。
何か事情があったのか、それとも来週のダイヤ改正を控えての何らかの移行措置?なんでしょうか?
と思ったら、上野駅ではいつもは「カシオペア」が停まっている14番線に到着。
そして「北斗星」が入るはずの13番線では五能線の観光列車「リゾートしらかみ」の車両展示会が催されていました。
なるほど、こういう事情だったんですね。
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)
【14.2/25】北斗星(下)●明けの明星
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【13.12/21】北斗星(下)●唯一、最後のブルートレインに
【13.12/19】北斗星(上)●クリスマス前の大遅延
【13.12/2】北斗星(下)●一夜限りの「ゆうづる」と
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12
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