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2009年01月04日

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車

323回目●08.12/31発 下り「北斗星」 上野→八雲(B個室ソロ)

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 私自身、数日前までは全く予定外だった今回の旅。
 長くなるので詳細は省きますが、私事と仕事の諸々の事情と、何より満席で全く取れなかった今宵の切符が直前になって取れてしまった事が全ての始まりでした。
 ともかく瓢箪から駒の越年乗車は「北斗星」三昧だった今年一年の締めには格好のシチュエーション。
 乗車前からちょっとワクワクしています。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 大晦日の下り便とあって車内は家族連れの帰省客や旅行者で大混雑!
 「北斗星」自体が目的のリピーターさんとおぼしき方々も大勢おられるようです。
 ケージに入れられたペットの犬が目立つのも帰省シーズンの特徴でしょうか?
 皆さん一様に「北斗星での年越しを楽しむぞ!」といった空気に満ち満ちていて、上野出発前から列車じゅうが何となくソワソワとした雰囲気です。

 年末年始の臨時列車か、それともダイヤの乱れでしょうか?
 赤羽あたりでふと車窓を覘くと、いつもは見ない珍しい電車が隣を並んで走っていました。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 やっぱりこういう日にはちょっと贅沢を…という方も多いのでしょう。
 ディナータイムもいつも以上の大変な盛況ぶり。
 普段はテーブルの上にお弁当やグッズ類を並べて、販売コーナーとして空けてある厨房寄りの2人席にまで今日はお客さんが入っていました。
 案の定、ディナーが押して約30分ほど遅れたパブタイムもオープン前から長蛇の列!
 オープンと同時に2人席まで全て相席になるほどの混雑ぶりでした。
 (その日の状況にもよりますが、普段は余程混み合わない限り2人席の相席は極力避けているように見受けられます)

 今年最後のオーダーはイタリアンハンバーグセット。
 何となく、今日のポテトはとても美味しく感じられました。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 23時を少し回って、今年の営業全て終了。
 客の私が見ていても目が回るような混雑の中、それでも細やかな気配りを絶やさずにサービスに努められていたアテンダントさんの姿がいつにも増して印象的でした。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 せっかくなので今日の記念にグッズを一つ買っていくことにしました。
 北斗星ストラップ千円也♪
 同じものは今年の3/14、その日を最後に減便・廃止となる「北斗星1号」最終運行&私の北斗星乗車300回目の記念に買っているのですが…。
 値段も手頃なので節目節目に一つずつ買い足して、いずれは名札代わりに持ち物全てにつけてやろうと密かに目論んでいます(笑)。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 一年の計はナントヤラ。
 大晦日の夕方、フッと浮かんだイメージをラフスケッチにまとめながら新しい年を迎えました。
 20年間見続けてきた「北斗星」の姿、今年はもっともっと沢山描いていきたいと思っています。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 盛岡あたりで部屋に戻って、あかりを消してふと見上げると素晴らしい星空!
 やっぱり夜汽車っていいなぁ…と、ぼんやり眺めているうちにウトウトして、ふと気がつくと青森県内、車窓は激しい雪のようでした。
 明日は早起き、少しでも眠っておくことにします。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 「皆様、新年おめでとうございます」と朝一番の車内放送。
 函館手前、朝6時20分、外はまだ真っ暗です。
 モーニングタイムも混みそうなのでオープンと同時に食堂車へ。
 初日の出を期待して海側に席を取ったものの、残念ながら雲に阻まれて難しそうな気配です。
 それでも、次第に明るくなっていく青白い雪原や、山裾がかすかに見える駒ケ岳、森から先の穏やかな朝の海、飛び交うカモメ達を眺めながら頂く温かなスープとお料理は、どんなおせち料理にも勝る贅沢な想い出になりました。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 八雲の手前、落部駅で後続の特急列車の通過待ち。
 いつもなら上り貨物列車もここですれ違うはずですが、正月休みでしょうか?今日はその姿はありませんでした。

【08.12/31】北斗星(下)●4年ぶりの越年乗車
 4年ぶり、4度目となった「北斗星」越年乗車。
 中でも今回は色々な意味で、特に印象深いものになりました。
 うまく言えませんが…この一夜の車中で見た事、感じた事は、絵描きとして後々きっと物凄い財産になるんじゃないかな?と、漠然とですがそんな気がしています。

 本当はもっと乗っていきたいところですが、残念ながら八雲で下車。
 ツルツルと滑るホームに降りて、ゆっくりと遠ざかっていく列車を見送りながら、あぁ、無理してでも今日この列車に乗って本当に良かったなぁ!と、えもいわれぬ充実感と共に大きく溜息をつきました。

 さて、次の目的地に向けて、これから八戸までトンボ帰りです…。

【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)



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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 00:53 │北斗星乗車記

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