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2008年12月14日

【08.12/8】北斗星(上)●日も短くなって

321回目●08.12/8発 上り「北斗星」 札幌→上野(B寝台下段)


上り「北斗星」…昔で言うところの「北斗星2号」とくれば夕陽を浴びて旅立っていく印象が強かったのですが、さすがに冬至間近のこの時期ともなると札幌(17:12発)の時点で既に真っ暗。
 むしろ昔の「北斗星4号」(19:27発)あたりの印象に近いかも知れません。
 殊更そんな風に感じてしまうのも、夜のホームで一際目を惹く食堂車が元々「4号」の車両だからでしょうか?
 1往復体制になって早9ヶ月、その間に上り列車だけでも10回は乗せて頂いたというのに、長年刷り込まれた感覚というのはなかなか消えないものですね。


 南千歳を過ぎると車窓右手に新千歳空港。
 汽車旅派の私の目にも、やっぱり夜の空港は魅力的に映ります。


 東室蘭を過ぎてまもなく、車窓左手に大きく現れる白鳥大橋の姿。
 勿論、昼の眺めも素晴らしいのですが、こういう大きな吊橋はやっぱり夜景が似合うようです。
 そういえば、京都から今はなき長崎行き寝台特急「あかつき」に乗った時も、夜も結構遅かったにも関わらず、「只今左手に明石海峡大橋が…」と車内放送が流れていたのが印象的でした。


 ささやかな発見!B寝台車のテーブルにこんなものが残っていました。
 瓶ビール・ジュース用の「栓抜き」です。
 思い起こせば子供の頃、列車のテーブルには必ず付いていたものですが、実際にこれで栓を抜いたという記憶は残念ながら全く持ち合わせてはおりません。
 ちょうど私の幼少期が、駅売店や車内販売から瓶飲料が消えていく過渡期だったのでしょうか?

 あ、食堂車の瓶ビールがもしかしたらまだ王冠つきだったかな?
 でもテイクアウトは缶ビールだけ??
 下戸の私がビールを買うことはまずないのですが、でも一回位はこの栓抜き、試しに使ってみたい気もします。


 函館はまだ雪ではなく雨模様。
 青い車体がしっとりと濡れていました。


 いつの頃から始まったのか、毎年この時期になると決まって食堂車にも「ボジョレー・ヌーヴォー」が積まれます。
 確か5年前、2003年の解禁前夜(11月19日)に乗り合わせた時は、わざわざ深夜0時を待って食堂車で特別販売を始められたのを見て驚いたのですが、あれはあの年限りのイベントだったのでしょうか?
 いずれにせよ、下戸の私には縁のないお話なんですが…。


 ライスの盛り付けはコックさんか、アテンダントさんか分かりませんが、レーズンとアーモンドスライス?の乗せ方にもささやかな個性が現れるようです。
 パラパラとまんべんなく散らすのが一般的なようですが、見ると今日はレーズン5粒を星型に、しかも全て長手方向を外側に向けてきちんと並べて、その中心にアーモンドをひと盛り…と、随分丁寧な乗せ方をされているのに気付きました。
 きっと几帳面な性格の方が盛り付けて下さったんでしょうね^^

 食堂車パブタイムのビーフカレー。
 春頃から続いていた「昔懐かしの食堂車の~」云々の宣伝文句が消えていたので、もしやメニューが変わったのかな?とも思ったのですが、頂いてみると味は変わっていないように感じられました。
 最初は「初夏のスペシャル」と銘打っての特製メニューだったものの、どうやら定番商品としてすっかり定着したようです。


 仙台、福島はまだ夜の闇。
 郡山も近くなって、ようやく空が染まり始めました。
 遥か上空の雲の具合でしょうか?絵の具を落としたような不思議な空の色が印象的でした。


 6時半のオープンから少し遅れてモーニングタイムの食堂車へ。
 車窓からはようやく太陽が昇り始めました。

 最近では珍しく…と言うべきでしょうか?
 昨晩も今朝も食堂車は比較的空いていましたし、B寝台車も上段を中心に若干の空席が見受けられました。
 それでも個室は結構埋まっていたようですし、決して閑散とした雰囲気は感じられませんでしたから、オフシーズンの平日としては程々の賑わいと言っても良さそうです。

 先のダイヤ改正・減便から9ヶ月。
 減った1往復分の乗客が残り1往復に集中するのか、それとも飛行機に流れるのかも含めて、需給のバランスがどう変わっていくのか若干の不安と共に見続けてきたのですが、ここにきて何となく、ようやく程よいところに落ち着きつつあるような気がしています。
 

 つい先日、JR東日本が「北斗星」に新型の電気機関車の導入を決めたとの報道が流れました。
 何でも「EF81」という在来機の老朽化が相当深刻で、このままでは首都圏の安定輸送にも重大な影響を及ぼしかねない状況なんだとか。
 私も「北斗星」では何度も機関車故障に遭ってきましたから、そういう事情も何となく納得です。
 ともあれ、減便やらミャンマー譲渡やら淋しい話題が続いた中、「北斗星」にとっては久々の明るいニュースと言えそうです。

 そういえば今回、「研修生」の名札をつけた新人のアテンダントさんが車販ワゴンを押して頑張っておられました。
 何となく、明日に繋がる新しい胎動が始まりつつあるような、ちょっとした嬉しさが感じられた今回の旅でした。

【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)



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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 00:32 │北斗星乗車記

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