【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記 › 北斗星乗車記 › 【08.10/3】北斗星(下)●出会い、様々
2008年10月03日
【08.10/3】北斗星(下)●出会い、様々
317回目●08.10/3発 下り「北斗星」 上野→札幌(B寝台下段)
最近では珍しく閑散としていた往路とは対照的に、復路の札幌行きは中国の方とおぼしき大人数の団体さんも乗り合わせて車内は大賑わい。
そのせいか食堂車のディナーも、パブタイムのオープンもいつもより若干押し気味だったようです。
閉店間際にどうにか座れた食堂車で相席させて頂いた男性は、お子さんを連れて福岡からわざわざ「北斗星」に乗りに来られたとか。
明日札幌に着いたら午後の「トワイライトエクスプレス」で帰られる強行軍との事ですが、乗り物好きのお子さんにとってはきっと素晴らしい想い出になる事でしょうね。
青函トンネルまで頑張って起きていようか?それとも一旦寝てから早起きしようか?…と悩んでおられたので、「トンネルを抜けてからの海が素晴らしいですよ!」と、早起きのほうを薦めさせて頂きました。
最近では珍しく閑散としていた往路とは対照的に、復路の札幌行きは中国の方とおぼしき大人数の団体さんも乗り合わせて車内は大賑わい。
そのせいか食堂車のディナーも、パブタイムのオープンもいつもより若干押し気味だったようです。
閉店間際にどうにか座れた食堂車で相席させて頂いた男性は、お子さんを連れて福岡からわざわざ「北斗星」に乗りに来られたとか。
明日札幌に着いたら午後の「トワイライトエクスプレス」で帰られる強行軍との事ですが、乗り物好きのお子さんにとってはきっと素晴らしい想い出になる事でしょうね。
青函トンネルまで頑張って起きていようか?それとも一旦寝てから早起きしようか?…と悩んでおられたので、「トンネルを抜けてからの海が素晴らしいですよ!」と、早起きのほうを薦めさせて頂きました。
私も昨晩は仙台を過ぎたあたりで早めの就寝。
そのかわり、朝はちょっと早めに起き出しました。
4時過ぎに青森(信号場)で機関車交換。
夏場ならそろそろ夜も明ける頃ですが、今の季節はまだまだ真っ暗です。
雨粒で濡れるデッキの窓越しに眺めていたら、カメラを持った御同輩が2人ほど覘きに来られました。
朝のロビーカーで居合わせたお客さんに声を掛けて頂きました。
初めての「北斗星」を楽しみに乗られたという母娘連れと、もう何度も乗られているというリピーターの男性。
嬉しい事にご旅行前、私のWebサイトを御覧頂いた事があったそうです。
こういう出会いも「北斗星」ならではの旅の楽しみのひとつですね。
青函トンネルを抜けると雨も止んで、やがて函館山の向こうから素晴らしい朝陽が顔を出しました。
「今行かれるなら左側のテーブルがいいですよ!」
6時半のオープンを待ちかねて食堂車に向かわれた母娘連れのお客さんにそうお薦めしておきました。
秋晴れの大沼国定公園、駒ヶ岳のこの雄姿、楽しんで頂けたでしょうか?
「今見えているのが有珠山です」
洞爺あたりで食堂車のテーブルに就くと、男性のアテンダントさんが折しも車窓ガイドの真っ最中。
乗り合わせた団体さんも興味津々、車窓を覗き込んでは歓声をあげていました。
以前にもこの方の列車に乗り合わせた事がありますが、そのサービス精神にはいつも頭が下がります。
「この先、有珠山の隣の昭和新山が見えるポイントがあるんですよ。鉄橋を渡っている時に左をよく見て下さいね」
「右手の海の向こうに山が見えるでしょう?あれがさっき通ってきた駒ケ岳なんですよ」
なるほど!噴火湾を回ってくれば確かにこの方角に見えるはずですよね。
目から鱗です。。。
「一瞬、羊蹄山が見えるポイントもあるんですけど、今日は雲が掛かっていて駄目そうですね」
サービス精神はもとより、アテンダントさんの博学ぶりには只々感心するばかりです。
「お仕事の合間によくこれだけ調べられましたねぇ!」と申し上げたら、「それだけ仕事してないって事ですよ…」と笑っておられました。
寝台車の向かいの席におられた年配の男性、とても82歳とは思えないお元気そうな様子でしたが、これから108歳になる札幌のお母様に会いに行かれるのだと伺って更にビックリ!
色々な方がおられるものですねぇ。
一期一会…なんて使い古された言葉ですが、たまたま乗り合わせた同士の束の間の交流、ささやかな連帯感、そんな汽車旅の素晴らしさをいつも以上に噛み締めることができた今回の旅でした。
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【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)
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【14.1/18】北斗星(下)●土曜日の下り列車
【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ
【13.12/21】北斗星(下)●唯一、最後のブルートレインに
【13.12/19】北斗星(上)●クリスマス前の大遅延
【13.12/2】北斗星(下)●一夜限りの「ゆうづる」と
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03
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