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【北斗星乗車記★彡】リピーター・イラストレーター鈴木周作の旅日記

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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2015年07月10日

【新刊】マイナビ『ありがとう!北斗星&夜行列車』 


 「北斗星」運行終了を前に発売されたムック本にインタビュー記事を掲載して頂きました。

 自身の著書やこれまでの各媒体でのインタビュー等と重複する部分もありますが、「北斗星」との出会いからイラストレーターへの転身、リピーターとして感じてきた「北斗星」の魅力や利便性などを、イラスト3点と共に見開き2ページで語らせて頂いています。
 その他、私の担当ページではありませんが、現在運行中の臨時「北斗星」の乗車ルポなど、最新刊ならではの記事も掲載されていますので、既に類書をお持ちの皆様にもぜひ御覧頂ければ幸いです。

 7月10日(金)から全国書店で発売中。(地域によっては若干遅れる場合もございます)
 B5版オールカラー112頁、本体1,200円+税。(ISBN 978-4-8399-5595-3)


  


Posted by イラストレーター鈴木周作 at 20:39おしらせ

2015年03月13日

【新刊】NEKO MOOK 『さらば!北の大地の寝台列車』

一冊の本の中で「取材する側」と「取材される側」の両方になるという、ちょっと珍しい経験をさせて頂きました。
いよいよ終焉を迎える「北斗星」「トワイライトエクスプレス」の四半世紀以上の歴史と今日の姿を振り返るムック本です。



まずは「取材される側」のほうでは、「わたしの北斗星・北斗星に導かれ歩み続けた日々」と題する4ページのインタビュー記事を掲載して頂きました。
「北斗星」との出会いがきっかけとなって、絵を描き始め、やがて会社勤務を辞めて札幌に移住し今に至る経歴や、運行終了を目前にした今の率直な心境など、拙著『「北斗星」乗車456回の記録』などを御覧頂いた皆様には既にご承知の部分もあるかと思いますが、「絵の対象としての鉄道車両」を描く際に気を付けているポイントなどは、そういえば今まであまり語ったことは無かったかも知れません。

一方「取材する側」のほうでは、以前「北斗星」に乗務されていた元アテンダントさんへのインタビューを担当させて頂きました。こちらは見開き2ページ。記事執筆の他、現役時代を含む計5点の写真も全て私が撮影させて頂いたものです。
乗務員さん達のお仕事の流れなどは、これまでも乗客目線である程度は拝見していたつもりでしたが、こうしてきちんとお話を伺ってみて、私自身、改めて「なるほど!」と気付かされたことが多々ありました。
考えてみれば、イラストを伴わない、純然たるライター的なお仕事はこのページが初めてだったかも知れません。他ページを担当された本職のライターさん達の技量には到底及ぶものではありませんが、いささか手前味噌ながら、今回に限っては、私が担当させて頂いたからこその「距離感」が多少なりとも活かせたのではないかとも感じているところです。

NEKO MOOK 『さらば!北の大地の寝台列車』(ネコ・パブリッシング刊)は3月9日(月)から全国書店で発売中。
(地域によっては若干遅れる場合もございます。札幌の店頭に並ぶのは恐らく11日(水)頃からでしょうか?)
B5版オールカラー100頁、本体1,500円+税。(ISBN 978-4-7770-1775-1)



【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(PC)
>>道新ブログ「北の駅の待合室 ~北斗星と旅した400回~」も公開中!併せて御覧下さい。(PC)

  


Posted by イラストレーター鈴木周作 at 00:10おしらせ

2015年01月23日

【著書】小学館新書『「北斗星」乗車456回の記録』


 このタイミングで、このような形で、私にとって初めての「著書」を出させて頂けることを本当に嬉しく思います。
 かつては大好きな北海道へと誘ってくれる憧れの列車として、最近では便利で快適な本州出張の足として、毎月のように乗り続けてきた寝台特急「北斗星」の思い出を綴った渾身の一冊です。

 車窓に見えた星空や夜景、お気に入りの食堂車の料理、乗り合わせたお客さんや乗務員さんとの交流、遅延や事故などのアクシデント、そして有珠山噴火、東日本大震災…私が出会った積年のエピソードに加えて、この列車との出会いがきっかけとなり、やがて会社勤務を辞めてイラストレーターに転身、札幌移住を果たすことになるまでの少々私的な回顧談なども語らせて頂きました。
 乗られたことのある方も、残念ながら乗る機会のなかった方も、「ブルートレイン」が走り続けてきた時代の記憶を振り返りながら、ぜひご一読頂ければ幸いです。

 2月2日(月)より全国書店で発売予定。(地域によっては発売が若干遅れる場合もございます)
 「楽天ブックス」等、書籍通販サイトでもご予約・ご購入頂けます。
 新書版224頁、本体720円+税。
 (ISBN978-4-09-825235-0)



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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 18:35おしらせ

2014年12月18日

2014年11月27日

【14.2/25】北斗星(下)●明けの明星

乗車442回目●14.2/25発 下り「北斗星」 上野→札幌(B個室ソロ)


 往路は一日一本のエア・ドゥ新千歳~小松直行便を初めて利用。
 えちぜん鉄道と勝山左義長祭りの取材を終えて、福井から東京経由で帰札の途に就きました。
 寝不足続きの旅疲れで車中ではいつもより早めに休んでしまいましたが、おかげで明け方、早めに目覚めて素晴らしい景色が見られたのですからむしろ幸運だったのかも知れません。
 これまで数えきれないほど乗り続けた中でも、とりわけ印象深い今回の朝の風景でした。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 01:08北斗星乗車記

2014年11月26日

【14.1/18】北斗星(下)●土曜日の下り列車

乗車441回目●14.1/18発 下り「北斗星」 上野→札幌(B個室ソロ)


 フリーランスの特権で極力週末を避けるようにはしているつもりなんですが、それでもなぜか旅程が週末に重なってしまうこともよくあります。
 前回、昨年暮のクリスマス3連休の下り列車が大変な混雑ぶりだっただけに、今日もどうなることかと戦々恐々だったのですが、いざ乗ってみると車内は意外なほどひっそりとした雰囲気でした。
 とは言え、覘いてみるとディナーのテーブルは満席、いつもはお弁当やお土産品を並べている一番厨房寄りの2人席までディナー客で埋まっていましたから、決してガラガラというわけでもないようです。
 乗車率と言う意味での混み具合と、食堂車やロビーで感じる賑わい感は必ずしも比例しないのが面白いところで、こればかりは何度乗ってもなかなか分からないものです。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 13:19北斗星乗車記

2014年11月25日

【14.1/16】北斗星(上)●雪の具合を案じつつ

乗車440回目●14.1/16発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 いつもはもう少し手前で出会う臨時特急「北斗91号」が、この日は南千歳駅の構内ですれ違っていきました。
 函館方面からの下り列車は軒並み少しずつですが遅れが出ていたようです。
 年明け最初の「北斗星」乗車。
 今のところはほぼ順調な道中ですが、この先の空模様がちょっと心配です。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 21:48北斗星乗車記

2014年06月19日

【おしらせ】小学館SJムック「とっておき寝台列車の旅」に掲載


 現在も定期的に運転されている寝台特急・夜行急行の全5列車を詳しく紹介するムック本に、「北斗星」の乗車記・イラスト全9ページを寄稿させて頂きました。

 乗車記はまだ車窓に雪が残る今年3月の上り列車。
 猛烈な低気圧の影響で取材列車が遅れるというアクシデントもありましたが、それも私らしくて良いだろうと、敢えてそのまま記事にさせて頂きました。
 イラストは、今はなき赤いテーブルランプの食堂車や、羊蹄山をの麓を行くニセコ・倶知安経由の臨時便など、懐かしい光景を中心に7点ほど厳選して掲載させて頂きました。
 北海道新幹線開業がいよいよ間近に迫る中、こうして「北斗星」との思い出を形に残す機会が得られたことを本当に嬉しく思っています。
 夜行列車の旅を愛する皆様、一度は乗ってみたいとお考えの皆様にぜひご一読頂ければ幸いです。

 6月19日(木)より全国書店で発売中。(地域によっては発売が若干遅れる場合もございます)
 B5版オールカラー128頁、本体1,600円+税。
 (ISBN978-4-09-104658-1)


こちらからも購入できます(楽天ブックス)



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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 22:46おしらせ

2014年03月26日

【おしらせ】原画展「市電日記2014」札幌市内で開催中



【市電日記2014~スロウな電車の原画展~】
3月31日(月)まで札幌市内・市電沿線「ギャラリー土土」にて開催中


こちらのブログでのご案内がすっかり遅れてしまいましたが、毎年恒例、札幌市内・市電沿線「ギャラリー土土」での原画展を今年も開催させて頂いております。

地元・札幌の路面電車と街の風景や、2014年版「えちぜん鉄道カレンダー」の原画などの他、「北斗星」関連ではJTBの交通ムック「今こそ乗りたい寝台列車の旅」旅行読売臨時増刊「いつか夜汽車で」等に掲載されたイラストの原画も展示しております。

作品展「市電日記2014~スロウな電車の原画展~」は3月31日(月)まで。
皆様の御来場をお待ち致しております。



■日 時 : 平成26年3月19日(水)~3月31日(月)
        10時~16時 (※3月25日(火)はお休み)
■会 場 : ギャラリー土土(どど)
 札幌市中央区南15条西15丁目2-10
  (市電・西線14条電停下車徒歩5分)
 会場電話番号 : 011-563-0212
 ※作者連絡先ではございませんので、作品展以外のお問合せはご遠慮下さい。
■入場料 : 無料




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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 04:35おしらせ

2014年02月07日

【おしらせ】「旅行読売」臨時増刊「いつか夜汽車で」に掲載


 月刊「旅行読売」(旅行読売出版社発行)の臨時増刊号にイラスト・記事を掲載して頂きました。
 見開き2ページ・イラスト11点、「北斗星の人々」と題して、これまでの旅を通じて出会った車掌さん・乗務員さんや乗り合わせた乗客の方々との思い出を車内の情景と共に描いています。(月刊「旅行読売」2013年1月号に掲載のイラスト・記事を元に、描きおろしイラストを数点追加、記事の一部を追記・修正したものです)

 2月6日(木)より全国書店で発売中。(地域によっては発売が若干遅れる場合もございます)
 A4版オールカラー146頁、本体933円(税別)。


こちらからも購入できます(楽天ブックス)


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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 01:06おしらせ

2013年12月21日

【13.12/21】北斗星(下)●唯一、最後のブルートレインに

乗車439回目●13.12/21発 下り「北斗星」 上野→札幌(B個室ソロ)


 奇しくも前日、寝台特急「あけぼの」の定期運行終了・臨時列車化が正式発表されました。
 来年、平成26年3月のダイヤ改正以降は、定期列車としては「北斗星」が唯一の、最後のプルートレインということになります。
 列車を取り巻く環境も、乗る人々の想いも、これから少しずつ変わっていくことになるのでしょう。
 まもなく26周年を迎える「北斗星」、いよいよ大きな節目を迎えつつあるのかな…という気がしています。
 年内最後の「北斗星」乗車、発車前の上野駅には昔懐かしい色の特急電車が停まっていました。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03北斗星乗車記

2013年12月19日

【13.12/19】北斗星(上)●クリスマス前の大遅延

乗車438回目●13.12/19発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 考えてみれば11月1日の「ダイヤ変更」以降、上り列車に乗るのは今回が初めてです。
 「北斗星」自体には特に大きな変更はないようですが、すれ違い列車との遭遇地点が今までとは違っていたり、意外なところで一時停車があったり…気に留めるほどのことでもないのですが、なまじ乗り慣れていただけに、何となく今までとは違う雰囲気にも感じます。
 そんなちょっとした風景の変化を、クリスマスシーズンならではの車内の雰囲気と共にしっかり記録しておこうと意気込んで臨んだのですが、いざ蓋を開けれみればよもやの大遅延!
 でも、そのおかげで思いがけず沢山の貴重な光景に出会えたのですから、むしろ今回はツキがあったと言うべきかも知れませんね。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12北斗星乗車記

2013年12月02日

【13.12/2】北斗星(下)●一夜限りの「ゆうづる」と

乗車437回目●13.12/2発 下り「北斗星」 上野→札幌(B個室ソロ)


 せっかく取れた「北斗星」B個室ソロをキャンセルしてまで往路「はまなす」を選んだのは、実はこれがお目当てでした。
 寝台特急「ゆうづる」…青函トンネル開業前まで活躍していた懐かしのブルートレイン、一夜限りのリバイバル臨時列車です。
 現役時代の「ゆうづる」は常磐線経由で上野~青森間を結び、更に青函連絡船に接続して本州~北海道連絡ルートの一翼を担う存在でした。
 加えて、B寝台車や2人用A個室「ツインDX」など「北斗星」客車の多くが元を辿れば「ゆうづる」からの転用組ということもあって、やっぱり「ゆうづる」と訊けば「北斗星」のご先祖様…と今でも思ってしまいます。
 故にせめて一目だけでも…と、上京予定を少しだけ変えて、時間に合わせて青森駅に降りられるよう調整したわけです。
 震災の影響で常磐線が未だ一部区間不通の為、今回の「ゆうづる」はいわき発~常磐線・水戸線・東北本線・IGR・青い森鉄道経由で青森まで、更に津軽海峡線を経由して、現役時代を通じても初めて北海道に乗り入れるという珍しいルートでの運行。
 12月1日未明、定刻5時39分から少し遅れて「はまなす」が到着すると、入れ違うように「ゆうづる」はまだ見ぬ北の大地に向けてゆっくりと旅立っていきました。

 新青森から朝一番の「はやぶさ」に乗ると、本来乗る予定だった「北斗星」よりも先に上野に着いてしまい、改めて時代の変化をしみじみと感じさせられました。
 勿論、復路は予定通り、「ゆうづる」の軌跡を偲びつつ上野から「北斗星」で帰ります。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03北斗星乗車記

2013年10月31日

【13.10/31】北斗星(上)●久々の再会、久々の風景

乗車436回目●13.10/31発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 ひと月ぶりの「北斗星」ですが、間に往復飛行機利用の本州出張を挟んだので気分的には随分久々のような気がします。
 久々と言えば、今夜乗務されているアテンダントさん。
 「確か最後にお会いしたのは、周作さんが『北斗星』4連泊で青森に行かれたって仰ってた時ですよね!?」と言われましたから、どうやらもう2年近くもご無沙汰だったようです。
 恐らくコックさんやアテンダントさんが同じ列車に乗務されるのは単純計算でも数日に一度、車掌さんになるとひと月に一度とか、ふた月に一度とか伺いますから、リピーターとはいえそう度々お目にかかれるものではありません。
 一期一会…と言葉にするといささか使い古された感もありますが、時々その言葉の意味がずっしりと感じられたりもします。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12北斗星乗車記

2013年10月02日

【13.10/2】北斗星(下)●傍にはトワイライトエクスプレス

乗車435回目●13.10/2発 下り「北斗星」 上野→札幌(B寝台下段)


 早朝4時半、機関車交換を終えたばかりの未明の青森駅。
 「まもなく列車が入ってまいります…」と、いつもは聞かないホームの自動放送が流れたので何事かと覗き込んでみると、隣のホームに札幌行きの「トワイライトエクスプレス」が滑り込んできました。
定刻なら「北斗星」より1時間以上も早く札幌に着く列車ですから、この日はかなりの遅延が出ていたようです。
 こちらの「北斗星」も出発早々、尾久駅での緊急停車の影響もあって10分前後は遅れていたでしょうか?
 たまたま重なった双方の遅延が招いた、この日限りの両雄揃い踏みでした。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03北斗星乗車記

2013年09月30日

【13.9/30】北斗星(上)●脱線事故から11日後

乗車434回目●13.9/30発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 登別で旅を打ち切られた前回9月19日の夜、札幌に戻ってから観たニュース映像で初めてその事故の大きさに驚きました。
 大沼駅構内での貨物列車脱線事故。
 幸い死傷者こそ出なかったものの、コンテナ貨車数両が線路を外れて大きく傾き、復旧までかなりの時間を要することは素人目にも容易に想像がつきました。
 翌20日発の「北斗星」は下りが運休、上りが函館始発での運転となり、その後21日夕方の事故調査・復旧工事の終了を受けて同日夜の列車からようやく上下とも通常運行に。
 秋の観光シーズン、3連休の初日のうちに再開できたのはせめてもの救いと言うべきでしょうか?

 事故から11日後、再び上り「北斗星」に乗って仕切り直しの東京行き。
 またしても登別で緊急放送が入った時は一瞬焦りましたが、結局、運転席の通信機器の接触不良…との事で、機器を差し替え数分遅延で転再開、ようやく登別から先へと進むことができた時にはホッと胸をなでおろしました。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12北斗星乗車記

2013年09月19日

【13.9/19】北斗星(上)●貨物列車脱線事故の日

乗車433回目●13.9/19発 上り「北斗星」 札幌→登別(B個室ソロ)


 「この先、大沼駅で貨物列車が脱線し、復旧までかなりの時間を要する見込みです…」
 18時35分、定刻通り登別に到着するとすぐに車内放送で第一報が流れました。
 詳しい状況は不明ながら、列車はこのまましばらく停車するとの事。
 思わぬ事態に困惑しつつも、まぁ、ちょっとした脱輪程度だったら案外早く復旧できるかも?…と、この時はまだ多少楽観的に構えてはいたのですが…。



 大変な状況でしたが、現場の車掌さん、駅員さんは一生懸命対応して下さったと思います。
 車内放送では復旧までかなりの時間を要すること、旅行を中止し札幌方面に戻る方は登別18時54分発の「すずらん9号」に無料で乗れることが繰り返し伝えられ、加えて「南千歳まで戻って新千歳空港から飛行機を利用される方、何便とは申せませんが羽田行きに空席がございます・・・」とのアナウンスが流れました。

 後になって思えば、仮にあのままずっと車内に留まっていたら、札幌に戻ることも、空港に向かうことも困難になっていたかも知れませんから、車掌さんの迅速な対応には感謝しなければなりませんね。


 私は数時間の遅延になってでも動いてくれるなら・・・と一縷の望みを託してしばらく列車に留まっていたのですが、その後19時30分頃、「現場保全命令が出ましたので本日の運転再開は無くなりました・・・」との放送が流れたところで万事休す。
 結局、定刻19時39分から数分遅延の「北斗17号」に乗り換えて今回はおとなしく札幌に戻ることになりました。

 振り返ってみれば新幹線振替やバス代行、迂回運転などは何度も経験がありますが、途中で旅行を諦めて戻ったのはこれが初めてだったかも知れません。


 この日は中秋の名月で尚且つ満月。
 こういう状況で不謹慎かも知れませんが、素敵な月と「北斗星」を写真に収められたのがささやかな慰めでした。


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【北斗星の絵】イラストレーター鈴木周作公式サイト(Mobile)
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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12北斗星乗車記

2013年08月28日

【13.8/28】北斗星(下)●新商品はグランシャリオ弁当

乗車432回目●13.8/28発 下り「北斗星」 上野→札幌(B個室ソロ)


 車内販売の新商品、お盆時期からメニューに加わったばかりの下り列車限定「グランシャリオ弁当」900円也。
 「掛け紙を破らないよう気を付けて下さいね!」とアテンダントさんに念を押された通り、慎重にテープを剥がしてめくってみると裏面が「乗車証明書」になっていて、しかもそれが今となっては懐かしい「北斗星1号」と書かれていたのにはちょっと感動してしまいました。
 中身は割とシンプルな海鮮ちらし寿司で、満腹と言うより腹八分目くらいの手頃で美味しいお弁当。
 これ位なら乗車後すぐに頂いて、遅めのパブタイムに改めて食堂車でパスタかピザなど…というのも悪くないかも知れませんね。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03北斗星乗車記

2013年07月24日

【13.7/24】北斗星(下)●降り続ける雨の中

乗車431回目●13.7/24発 下り「北斗星」 上野→札幌(B個室ソロ)


 夏休みシーズンを迎えて大変な賑わいの下り「北斗星」。
 少し遅れて上野駅13番線ホームに着くと、既に食堂車の車内にはシャワーカードを求める長い行列ができていました。
 本音を言えば発車前の準備に忙しいところに買いに行くのは気が引けるのですが、さすがにこういう状況では仕方ありません。
 私も慌てて列に並び、残り2枚のところでどうにか今夜分を確保することができました。
 ようやくシャワーカードを手にするとほどなく発車、しっとりと雨に煙る夜の東京を後にしました。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 19:03北斗星乗車記

2013年07月22日

【13.7/22】北斗星(上)●特急「北斗」火災事故の後

乗車430回目●13.7/22発 上り「北斗星」 札幌→上野(B個室ソロ)


 7月6日、特急「北斗14号」のエンジンから出火する車両火災事故が発生。
 15日には特急「スーパーおおぞら3号」で配電盤から出火。
 相次ぐトラブルの影響で多くの特急列車が長期運休を余儀なくされ、ここ半月ほどの間に道内の鉄道をとりまく事情はすっかり変わってしまいました。
 「北斗14号」事故直後の不通・ダイヤ混乱に伴う運休を除けば、今のところ「北斗星」には特に影響は及んではいないのですが、それでも車窓から見える風景には事故の影響も垣間見られ、そして翌朝、本州内では一連のトラブルとは全く関係のないところで、思いがけぬ大遅延に巻き込まれることになるのでした。

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Posted by イラストレーター鈴木周作 at 17:12北斗星乗車記